すし情報 唐津市「すし大鵬」
ついに待望のコメントも入りはじめ、少しずつ盛り上がってきました「一人で勝手にグルメ情報強化週間」、今日で9回目です。
もう週間じゃなくて月間にしようかしら。
さて、昨日から本物志向シリーズをお届けしていますが、今日はその第二弾。業界用語で言う「しーすー」こと、寿司の名店を見つけましたのでご紹介します。
唐津で大事なクライアントさんと食事ということだったので、寿司にしようかと思い、あんまり唐津の土地には詳しくないので、とりあえず唐津で寿司なら「酔虎寿し」かな(中州店もありますが)と安易に考えて行ったところ、たまたま「酔虎寿し」が閉まっていまして、町なかをお寿司やさん探して散策していたところ、「すし大鵬」というところを発見したので入ってみました。
結論から申し上げますと、ここハンパねーすんごい美味いお寿司やさんでした。「本物」です。
個人的には「酔虎寿し」より全然こちらのほうが美味しいと思いました。(あくまでも個人的意見ですよ)
まず、カウンターに座って見える器たちもパねー器が普通にたくさん並んでます。
有田のものは柿右衛門にはじまり、100年くらいまえの深川製磁、これまた100年近く前の香蘭社などなど、はたまた唐津のものだと中里さんのところでずっとされてた作家さんのものとか。で、これが普通に客用の器として出てきたりします。
ビールもちゃんと「エビスの瓶」がおいてありますよー。
とりあえずお寿司をにぎりはじめる前に出てくるビールのあて。
一口二口飲んだころに、お寿司がはじまります。
いきなり超好物のウニから始まって、伝説のネタと呼ばれる「平政(ヒラマサ)」を食べてちょっとひと段落。
いやー、相当美味いです。そんなにお寿司やさんなんて行ったことないので説得力に欠けるのが申し訳ないですが、ここかなりレベル高いですよ。
このヒラマサ、寿司界に君臨する魚の王と呼ばれるものらしく(お恥ずかしながら全く知りませんでした・・・)、このネタを「ちゃんと」料理できる職人はなかなかいないそうです。
さぁ、鉄火巻きで再開しましょう。
エビも一風変わっていて、軽く焼いてあります。ネタとシャリの間に少しだけ岩塩が入れてあってこれまた美味。
ちょいどお酒も入れたりすると、
すぐさま小粋なあてが出てきたりして、
また寿司を一貫。
するとまたちょっと酒のあてが出てきたり。しかもこの器、さりげなく出てきながら、実は100年以上も前の青磁だとか。
赤だしもいい具合の酸味で上品です。
そしてシメはだし巻き卵。
「デキる寿司屋は卵が違う」と俗に言われますが、ここの卵はちゃんと仕事されてますよ。
実は中にエビがちょとだけ入ってるんです。しかもそのエビの位置が海苔に隠れない微妙な位置にわざわざされているんです。最近はこういったカウンター形式の寿司屋さんでも既製品の卵が使われていることが少なくないらしいですが、ここはちゃんと丁寧に作られていてしかも美味しいです。
で、最後はお茶(符牒で言うところのアガリ)をいただき、ごちそうさまでした。
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関東から福岡に出張で来た方で、いつもわざわざこちらまで食べに見えられる常連さんも少なくないとか。でも食べてみたらそれも納得です。ハンパねーですから。大将が使っている包丁も、研いで研いで研ぎまくって、鏡状態の鋼の剣みたいにになってるくらい道具にもことさらこだわられているのがわかります。
すでにわたくし大満足でしたが、大将が言うには、今日ははじめてでしたのでまだまだ序の口程度しか出してないとのこと。もっとハンパねーネタをたくさん隠し持っているようです。。ここ、奥が深い・・・
おそるおそる「ジャワまた来ます」と言って店をあとにしました。
大事なお客様をお連れしても間違いがない素晴らしいお寿司やさんでおすすめです。
[お店情報]
すし大鵬
場所 : 佐賀県唐津市本町1891
TEL : 0955-74-5802
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