メンバー毎

動画とか、MIXとか

こんばんわ。チロです。久々の投稿です。先日marのブログにLCCについての記述がありましたが、これを読みながら高城剛さんの著書「70円で飛行機に乗る方法」を思い出し、本棚から引っ張りだして読んでます。

高城さんといえば、最近では沢尻エリカとの結婚報道で世間を賑わしてましたが、本来は映像作家、DJとして世界を飛び回ってる人なんですよね。YOU TUBEにいくつか動画あったんで紹介しときます。本もたくさん出しておられるので興味のある人は是非読んでみて下さい。



あともう一つ紹介したいのが、大沢伸一さんの最新DJ MIXです(ページ中のShinichi Osawa – ‘Sounds of Summer mix 09’から聴けます)。こちらはジャズ、アコースティックな感じのゆったり目の選曲で、昔のモンドグロッソが好きだった人とかにもおすすめです。ではー。

ここまで来たか。次世代内職「リアルクラウド」

内職というと、お母さま方や、おばぁちゃま方がお家でコツコツやられているのをイメージしますが、次世代型内職とでも言うべきおもしろいWebサービスがあります。

その名も「リアルクラウド」。

realcloud
どんなものかというと、このリアルクラウドというWebサービス上で、テキスト入力や、画像編集や、正誤チェックなどのお仕事が用意されていて、それらのお仕事の中から好きな仕事を選んで作業をするとポイントが貯まり、そのポイントは現金はもちろん、Edy、各種商品券、旅行券などと交換できるというものなのです。

つまり家にいながら好きなときに好きなだけ仕事をして小遣いを稼ぐことができるというものなのです。


さまざまな企業からこのリアルクラウドにお仕事が舞い込むのですが、企業側としても今まで自社スタッフがやっていた煩雑な作業や、高い料金を払って外部委託先にアウトソーシングしていた単純仕事を、かなり安い費用でやってもらえるので効率化+コスト削減につながりメリットがあるのです。


で、実際にやる仕事はどんなものか興味があったので、わたしもアカウントを作ってやってみました。私がやってみたのは「画像加工」という仕事。

この画像加工、どうやらYahooオークションに出品する用のアパレル商品の画像を見栄えがいいように加工するという作業で、画像を拡大したり回転させたり中央に寄せたりとするだけの単純な仕事でした。

まぁ一回やっただけのポイント数では換金できませんが、とりあえずお仕事をしたわけなので少し繰り返せば報酬が得られるわけです。


しかし正直誰でもできるような単純作業だからつまらないので、これを定期的にやってお金を稼ぐよりは、どうせ同じ時間PCの前にいるなら、こっちなんかをやって自己向上を図ったほうが、よっぽど長期的に見てお金につながりそうな気がするので、あたくしは全くこれを続けてやるつもりはありませんが、専業主婦の方とかで小銭を稼ぎたい人などは昼ドラとか見ながらやるといいかもしれませんねー。


でもこれ、なかなかおもしろいビジネスモデルだと思います。何かとワークシェアリングなんかも話題にのぼる昨今、PC使った副業もブームだし、派遣業の問題とかいろいろ出てきている中で、こういう単純作業を世界中の見知らぬたくさんの人にアウトソーシングしてしまうというサービス、しかもそれをこないだも少し説明したクラウドっぽい手法でやる、そしてクラウドの向こうにリアルに仕事をする人たちがいるという、まさにその名の通り「リアルクラウド」。内容もさることながら、ネーミングもなかなかオシャレでいいと思います。Crowd(群集)と Cloud(クラウドコンピューティング)をたぶんかけてあるんじゃないでしょうかね。。


仕事を依頼する側に立ったほうが、さらに興味をそそられます。社内ですごく煩雑で誰でもできるような作業って結構あるんですよね。そういった作業をクラウドの向こう側にいる暇してて小銭稼ぎたい人に是非やってもらって、自社員にはもっと高いレベルの仕事をさせるほうが、絶対的に効率的だし、社員のスキルアップにもつながりおのずと企業価値も上がるというもの。

是非こういったおもしろいアイデアのサービスは軌道にのせて欲しいものです。


2009年 上半期ベストディスク (洋楽編)

早いもので気づけばもう7月。今年も半分過ぎちゃいましたね。
今年は年明けから何かと物入りでCD購入も極力我慢するよう心掛けていたのですが、視聴したりするとついつい触手がのびてしまい、この上半期も結局大量に買ってしまいました…

それにしても今年は豊作ですね。
去年は新人のデビュー盤が良作揃いでしたが今年はベテラン、中堅アーティストが頑張ってます。
U2然り、Prodigy然り。

では個人的に興奮した上半期ベストディスクを紹介します。
ちなみにSuper Furry AnimalsやPeter Dohertyなども上半期ベスト級なのですが一度ブログで紹介したので除外してます。


41r9m5byhel__sl500_aa240_ The Juan MaClean/The Future Will Come

まずはワタクシが最も好きなレーベル、DFAの看板アーティストの一つ、The Juan MaCleanのセカンドアルバムを。

これは素晴しいですよ。去年の傑作シングル「Happy House」の時点でかなり期待してましたがこれほど完璧なアルバムを作るとは。天晴れです。
ディスコティックなハウス、エレクトロファンクを中心に彩られたブリリアントな全10曲、60分のコズミック・トリップ。
エレクトロニクスと生音の絶妙なバランスによるプロダクションもお見事です。

ちなみにこないだのイベントでも「Happy House」かけました(^o^)
個人的上半期ベストアルバム第1位。





61rhywgc46l__sl500_aa240_1 Passion Pit/Manners

次はボストン出身の新人バンドPassion Pitのデビュー作を。

いやあメロディー良し、サウンド良し、ビートも最高、しかも捨て曲無し。
甲高いファルセットによるヴォーカルは好き嫌い分かれるかもしれませんが、完璧なデビューアルバムでしょう。超好き。

所謂エレポップと言う一言で彼らを括る事も可能ですが他のバンドとはちょっとセンスが違いすぎますね。
アルバム通して聴くと多彩で現代的なビート・パターンに驚くはず。

個人的上半期新人アーティスト第1位。





51sec3wbjal__sl500_aa240_ Franz Ferdinand/Tonighy:Franz Ferdinand

お次はお馴染みフランツの3rdアルバムを。

これは最初聴いた時は地味に思うかもしれませんがなかなか良いアルバムですよ。
BPMはぐっと抑えめで勢いよりグルーヴで聴かせる、ちょっと大人びた艶やかでセクシーなフランツ第3章でございます。

とくに長尺ナンバーである10曲目のLucid Dreamsの中毒性といったら!

是非夜聴くのをオススメいたします。




61ry6ym8hwl__sl500_aa240_ Animal Collective/Merriweather Post Pavilion
次はブルックリンのモダン・サイケデリックバンドAnimal Collectiveの新作を。
いやあ驚きました。劇的な変化という言葉はこうゆう事を指すのでしょう。
いままでのアルバムを支配していたフォークの香りはほぼ姿を消しポップでドリーミーなエレクトロニックサウンドが全開。
とは言ってもそこはアニコレ、極上のサイケデリアは今作でも健在ですよ。
これはヤミツキになります。

まさかアニコレで踊れるとは。驚愕の一枚。





41jhjnmxrql__sl500_aa240_ Antony and the Johnsons/The Crying Light
次はルー・リードやビョークからも讃辞を浴びる孤高のシンガーAntony and the Johnsonsのアルバムを。
これはポップスと言うには孤高すぎるし取っつきにくいかもしれませんが素晴しいですよ。
圧倒的なヴォーカルは他に比べるものがないくらい凄いです。性別をも超えた迫力があります。(実際彼はゲイであることを公表している)

ワタクシはイギリスのマーキュリー賞を受賞した前作「I am a bird now」から彼の音楽の虜になったのですが、今作はより歌に焦点をあてたということもあり、音楽的には斬新さは無いかもしれません。

でも歌声だけでも買う価値あると思いますね。
もはや芸術。
ちなみにジャケット・アートワークに使われたポートレートは日本人舞踏家、大野一雄を撮ったものだそうです。





415pm2bteill__sl500_aa240_ Lily Allen/It’s Not Me,It’s You

次はUKのお騒がせポップ・アイコン、リリー・アレンのセカンドアルバムを。

相変わらず可愛いですね、リリーちゃん。
サウンド的には前作の核だったレゲエ、カリビアン要素は陰を潜め完全にエレポップ仕様。
なかなか良いですよ、ダンサブルでエレクトロニックなリリーちゃんも。

曲は粒揃いだしアルバムとしての流れもプロダクションも悪くないです。
「FU〇K YOU!」という歌詞をこれだけ可愛く歌える娘もなかなか居ないんじゃないでしょうか。

Little BootsやLa Roux等新たなポップ・アイコンが多数出現してますが、やっぱリリーちゃんが一歩抜きん出てますね。女の子にもオススメです。





41ct9wsagwl__sl500_aa240_ The Virgins/The Virgins

お次はNYから現れたポップバンド、The Virginsのデビューアルバムを。

これはジャストでしょう。ロックンロールとファンクミュージックをこよなく愛するワタクシみたいな人間からすると正にツボ。
何も考えずに爆音で聴きたいですねコレは。

マルーン5と比べられる事が多いみたいですが全然こっちの方が好きですね。
マルーン5よりグルーヴィーでセクシーだし、おまけにバカですからね。
正直マルーン5はちょっと苦手(何曲かは好きな曲もあるのですが)なんですよね。ナルシスティックで知的なイメージを売りにしてるとことか。
クラスに一人は居る、女にはモテルが男からは嫌われてる勘違い男子のイメージがあるんですよね、なんか。
多分ファン層も圧倒的に女子率が高いんじゃないですかね。まあ、あくまでワタクシの想像ですが。

やっぱ男はバカでなくちゃ。激押しです、The Virgins。




51hvfaao3jl__sl500_aa240_ Bat For Lashes/Two Suns

次に紹介するのはネクスト・ビョークと呼ばれるナターシャ・カーン率いるBat For Lashesのセカンドアルバムを。

レディオヘッドのトム・ヨークの大のお気に入りでライブの前座にも起用した逸材です。
ワタクシもそのことで知りました。

いやあ最近こればっか聴いてます。
美しいピアノとシンセの調べに乗せて歌われるナターシャ・カーンのファルセット・ヴォイスが何ともクセになります。

独特の世界観ゆえ好き嫌いは分かれるでしょうがオススメですよ。
毎日寝る前に聴いてます。





51dlto1ukxl__sl500_aa240_ The BPA/I Think We’re Gonna Need A Bigger Boat

お次はFatboy Slimことノーマン・クックの新たなペルソナ「The BPA」のアルバムを。
まさに待望の一枚でしょ、コレは。
去年の傑作トラック「Toe Jam」から待った甲斐がありました。こんなノーマン聴きたかったんですよ、ホント。

確かにフロアライクな曲は無いしDJとしては使える曲はほぼ皆無ですが、そんなのどうでも良いです。
スーパースターDJとしてのプレッシャーを捨て身軽になったノーマンがリラックスして好き勝手やってるのが何より嬉しいですね。

音楽性は多様だし曲は粒揃い、ポップマエストロ、ノーマン・クックの面目躍如の傑作でしょう。
多彩なゲストが参加してるのは言わずもがなですね。

これからの季節オススメですよ。






41i2bq2bptypl__sl500_aa240_ The Horrors/Primary Colours
最後は以前にシングルを紹介したThe Horrorsのセカンドアルバムを。

いやはやアルバムも期待通りの傑作でした。素晴しい。
アルバム全体のムードを作るシューゲイズなギターと甘美なシンセサイザーのバランスが何とも絶妙。

ひたすら平熱でサイケデリックな全10曲。
ジョイ・ディビジョンやマイ・ブラッディー・バレンタインを好きな方はハマると思いますよ。

上半期一番聴きました。




上半期はマイケル・ジャクソンの急死など悲しいニュースもありましたが、なかなか音楽的発見の多い充実した半年だったと思います。
下半期もアークティック・モンキーズの新譜をはじめ、期待してるトピックが多々あるので楽しみですね。

では、近いうちに邦楽編アップします。お楽しみに!



















佐賀空港が九州を代表するLCC向け空港にならないかな~(その1)

10年前くらいになるでしょうか。スカイマークが羽田-福岡を就航するようになって、九州人である我々も格安航空会社というものを認知するようになりました。

私も学生時代に金がないのでたまにスカイマークに乗って東京に遊びに行ってましたが、22歳未満のときはSkymateがありましたので、それを使ってスカイマークに乗って、今でも覚えていますが一番安かったときで、福岡→羽田を6800円で乗ったことがあります。

この価格には私も実際衝撃を覚えました。なんせJRで 博多→有田 ですら2700円程度しますからね。有田に帰るための金額に、千円札を数枚足すだけで東京に行けるわけですよ。




ryan

タイトルにもある「LCC」とは、ローコスト・キャリアとかローコスト・エアラインといって、このような格安航空会社のことを言います。

日本では前述したスカイマークや、経営破たんしたエアドゥ(北海道国際航空)、スカイネットアジアや、スターフライヤーが知られています。日本のLCCであるこれらのキャリアは、国土交通省の規制緩和を受けて航空業界に新規参入してきたわけですが、それでもいまだ日本は世界に比べるとかなりの規制があったり、何と行っても一番乗り入れ回数が多い(需要が多い)であろう羽田空港の着陸料がバカ高かったり発着制限があったりとで、思うように価格が下げれなかったりエアドゥみたいに破綻したりするものもあり、なかなか厳しい状況であることは間違いありません。

なので実際には格安航空会社として参入したにもかかわらず、特に最近では他の大手航空会社(JAL, ANA)と比べて料金にも劇的な差はありませんから、日本のこれらのキャリアは厳密にはLCCとは呼べないのかもしれません。そういうわけで未だに日本では「飛行機は高い」のイメージがあるわけですが、そんな日本をよそに海外ではLCCの躍進が目覚ましく、実は世界の航空業界全体の30%はLCCだと言われていてそのシェアは今もなお拡大中です。

かなりの距離を移動するフライト(福岡→羽田以上)でも数千円、極端なキャンペーン例を言うと、何十円とかの場合もあるそうです。



じゃあなんでLCCが安いの?って思いますよね。理由はいくつかありますが代表的なもので言うと、



1.機内食や飲み物を出さない(出しても有料)。

2.機材(機体のこと)は中型機を一括購入し(中古の場合も多い)、同じ型番ばかりを所有することでメンテナンスコストを下げている。(同じ型番ばかりにすれば、整備士や乗務員の訓練コストを抑えることができ、一括購入で購入コストも幾分安くあがる)。

3.座席は全部エコノミークラスに統一し、座席間のスペースを狭くして座席数を増やしている。

4.着陸料や駐機料が高い主要空港を使用せず、それらの料金が安いちょっと離れた小さな空港とかを利用する。

5.マイレージサービスがない。

6.旅行代理店を通さず主にネットでのチケット販売(ネット販売しかないキャリアもある)をすることで、代理店への販売手数料や人件費を圧縮。

7.機体全体に企業広告を出したりして広告収入を獲得。

8.コストのかかるボーディングブリッジを使用せずに、乗客をタラップを使って搭乗させる。

9.短距離・中距離間のみ就航(最近ではLCCでも長距離路線もあるらしい)



などが挙げられるでしょうかね。


私もほんの何回かだけLCCに乗ったことがありますが、別に短距離なら機内食がでなくても、中古の機材でエンターテイメント(座席前のテレビとか映画とかゲームとか)がなくても、タラップから搭乗しても特になんとも思いません(というかタラップ搭乗なんか、カッコイイ飛行機の写真が間近で撮れるからむしろ大歓迎)。

お金持ちではないので、安いなら多少のことを我慢してもそっちのほうがいいって思うほうです。座席間が狭いってのは体が大きい私としてはちょっと問題があるのですが、別に1、2時間程度の短距離飛行なら我慢できます。


とまぁとりあえず「LCC」という言葉になじみがない方のためにLCCの説明を長く書いてしまいましたが、タイトルにもある佐賀空港をLCC向け空港にするという話は、疲れてきたので次回に持ち越し。。。。



「taQmaの車窓から」 とか、他にも連載型にして書き終えてないやつがいくつかあるけど、また連載になってしまった・・・。

今度はちゃんと書きます(どうせ次回で終わらせる予定だし)




マサイ族に「ミニにタコ」で、マーシーのブログにtaQmaのことが!

うちのゴッドファーザーtaQmaは、マーシーこと田代まさしの大ファンです。

mashi

taQmaはマーシーのギャグが大好きで、マーシーの人生をかけた伝説の大ギャグ「ミニにタコ」を世界に広める宣教師と言っても過言ではないでしょう。



そんな強い思いはいつか伝わるものなのですね。


ついにtaQmaがマーシーとつながったんです。なんとマーシーのブログにtaQmaのことが載ったのです!しかもtaQmaはマーシーに「俺はこいつの事を認めざるしかない!」とまで言わしめて。



なぜマーシーがブログでここまでtaQmaのことを褒め称えたのか。





数年前taQmaはケニアを旅しました。マサイ族にマーシーの伝説のギャグ「ミニにタコ」を伝えるために。




詳しくは「taQmaのケニア旅行記(一部抜粋)」をご覧下さい。(taQmaから転載許可もらってます)


—————————

~前段省略~



オブザベーションヒルに到着。

高さは、たぶん50メートルほどなので、大した事はないが、視界を遮る高いものが皆無のサバンナだけに、頂上から眺める360度パノラマの風景は絶景だ。

頂上には、展望台のつもりか、かなりボロい掘っ立て小屋が建っていて、中に入ってみると壁や柱の至る所に、記念の日付や名前やメッセージなどが書き込まれていた。

ただ名前を書くだけでは、芸がないので、今この場所に一番相応しくないであろうメッセージを残してみた。


minitako
ミニタコなめのサバンナ 日本人が見たらなんて思うだろう


マーシーも、人生をかけたこの伝説のギャグが、ケニアの国立公園に刻まれていると知れば、感無量だろう。

ロッジに戻り、夕食の前に、先程のマサイのガードマンのところに遊びに行く事に。 今日のサファリについて話していると、ロッジの外がなんだか騒がしい。

私服姿のスタッフが数人、言葉を交わしながら、小走りでどこかへ向かっている。

尋ねてみると、なんと、かなり大型のオスのゾウがこの周辺まで迷いこんできたらしい。 思わぬ事態に興奮していたところ、マサイのガードマンが「一緒に見に行こう」と誘ってくれた。

「でも、客がロッジの外に出たらまずいんじゃないの?」と逡巡していたが、「いいよ、ガードマンの俺が許可すんだから」との言葉に甘え、見に行く。



歩く事一分程で、問題のゾウを発見。

デカイ!今までサバンナで見た中でも、相当でかい部類にはいるんじゃないだろうか。 しかも、サファリ中と違って、車に乗っていないので、目線が低く、更に大きく感じる。 数人の野次馬と、遠巻きに眺める。

単独のオスのゾウは気性が荒い為、あまり近づきすぎると危険らしい。 ゾウの動きに合わせながら、観察を続けていると、どんどん人が増えてくる。 現地の人でも、ここまでロッジの近くにゾウが来る事は、とても珍しいことなのだろう。

更に、それを見ている観光客は俺だけなので、とてつもない優越感もあり、最高の気分だ。 帰りは、連れ出した責任もあるという事で、ガードマンが部屋まで送ってくれた。



その後、レストランで夕食をとっていると、にわかに辺りがざわつき始め、皆が食事を放り出して、中庭のほうに身を乗り出している。 なんと、先程のゾウがロッジの中庭まで紛れ込んできたのだ。

暗闇の中からゆっくりと姿を現し、中庭の噴水の水を豪快に飲み下す、迷いゾウの姿は、噴水のライティングもあいまって、とても幻想的だ。 客はもちろん、ロッジのスタッフも仕事を中断し、その素晴らしい光景に魅入っていた。



ゾウがどこかへ去ると、バーのほうでマサイ族の青年5人による、ダンスショーが始まったようだが、客もまばらでイマイチ盛り上がりに欠け、早々に終了していた。

部屋への道をとぼとぼと歩いていると、先程ショーを行った、マサイ族の五人組が、猛烈な勢いでこちらに駆け寄ってくる。 そばまで来ると、「ジャパニーズマサイ!」と笑いながら声をかけてくる。


どうやら、昼間話した、マサイ族のスタッフから俺の話を聴いたようで、コミュニケーションをとれるチャンスを窺っていたらしい。 まずは、お互いの自己紹介。


英語が一番達者なリーダー格の青年が「右から、・・・で、・・・で...」と紹介を始める。



そして、最後の一人の紹介の時に、「こいつはクマモト」と言って、みんなでニヤニヤ。

実は、スワヒリ語で、kumaは「オ○ンコ」、motoは「熱い」の意味なので、日本でクマモトという地名や名前がある事を知った上で、からかっているのだ。


あらかじめ、知っていたので、俺も笑いながら「クマモト!クマモト!」と連呼すると、大爆笑。

やっぱり、下ネタは世界の共通言語だね。



リーダー格の青年のダニエルはかなり日本に興味があるようで、あくまで単語どまりだが、結構な数の日本語を知っていた。

ケニアでは、スポーツでいえば、マラソンとサッカーが大人気で、特に最近のサッカー人気には目を見張るものがあるそうだ。 ケニア自体は、まだまだ弱いものの、最近になって、欧州リーグの中継も始まり、その熱は高まるばかり。 当然、ダニエルも大好きだそうで、「日本のサッカー選手だって知ってるよ」との事。


たぶん、中田あたりかな?と思いつつも、誰を知っているのか尋ねてみると、最初にダニエルの口から飛び出した名前が「トダ!」 なんで、そんな微妙な選手知ってんのか疑問に思いながらも、その後も、「カワグチ、イナモト、スズキ」と、驚くほどよく知っている。


中田と中村に関しても聞いてみると、中田は聞いた事はあるが、中村はよく知らないということだった。以前は、イギリスの植民地だっただけに、プレミアの情報のほうが浸透しているんだろうか。




話も一段落ついたところで、彼らと別れ部屋へ戻る。

その時になって、マサイ族を使って撮りたかった写真があったことを思い出し、仲良くなった事だし、彼らに協力してもらおうと、大急ぎで準備をし、追い駆ける。 すでに、ロッジをでてしまったようだが、すぐ近くのスタッフ用の宿舎にいるようなので、通りかかったおっさんに、呼び出してもらう。

戻ってきたダニエルに、「せっかく仲良くなったんで、写真を撮りたいんだけど」と伝えるも、やはり、そこはマサイ族、あんまりいい顔はしない。 お礼を支払うという事で、説得し、かなり多めに握らせると大喜びのダニエル。


「もう一人くらいいるといいんだけど」と我儘をいってみると、「すぐに呼んでくる」となんなくオッケー。 「じゃあ、一緒に行ってもいいか」と更に我儘を重ねてみる。


少々悩みつつも「まあ、見つからないように...」と、金に目が眩み、とても協力的なダニエル。


スタッフ用の宿舎を、見つからないように注意しながら進み、こっそり仲間を呼び出す。


先程の5人組の内の、一人が協力してくれる事となり撮影開始。 そんな苦労の末、撮れた写真がコレ。



masato 右がダニエル 左はその親友(名前忘れた)



暴走族のような、人気キックボクサーのような雰囲気漂う、日本文化とマサイ文化のコラボレート。

「意味は、マ・サ・イ」だと説明し、そのままプレゼント。

思ったより喜んでいて、「日本人の観光客が来たら、見せてみるよ」なんて言っていた。

大丈夫か?




そして極めつけはこれ。


minitako2 マサイとマサシの夢の共演 世界初!




ここでも、マーシーが大活躍。

「日本の有名なジョークだよ」と説明しておいたので、そのうちケニアでミニタコブームが起きて、マーシーが大人気になったりしないかな。

無理だろうけど。


さて、色々な事がありすぎて、長かった一日もほとんど終わり。

明日は朝から、他の国立公園へ向けての長時間の移動の為、車で多少の睡眠をとれると考え、今日は夜更かし。

迷いゾウに踏み潰されないかドキドキしながら飽きもせずに、3時間も夜空をみて過ごす。


~後段省略~

—————————



とまぁこんな感じでtaQmaはケニアでマサイ族に半紙に墨で書いた「ミニにタコ」を持たせていたのです。



ちょうど先月taQmaがこっちに帰ってきてこんなことやってる頃、マーシーが秋葉原で新刊のサイン会をやっていました。


そこにtaQmaの代理で、taQmaの彼女が「マサイ族 with ミニタコ」の写真を持って行ったところ、マーシーがかなり感激して、こうやってマーシーのブログにtaQmaのことが書かれたわけなんです。すごい!



で、そのときもらったサインがこれ ↓

minitakosign

taQma、もう感無量だったらしいです!!



いやー、繰り返しますが、思いはいつか伝わるものですね。