Marの記事

話題の空飛ぶおもちゃ「AR.Drone」よ、田んぼへ飛んでゆけ!

お疲れさまです。Marです。

今年1月のCESで話題となり、先週の発表会を経て異常な盛り上がりを見せている、「AR.Drone」。

いよいよ、明後日16日に日本でも発売されますね。市場予想価格は4万3800円。









動画を見てもらったらなんとなくわかると思いますが、iPhoneや、iPadや、iPod touch を使って操作する、ラジコンみたいなものです。


よくあるラジコンと違うのは、これにゲーム性をもたせている点、Wi-Fiを使っている点、機体に搭載されたカメラの映像をiPhone側にストリーミングする点、そしてゲームはゲームでも、以前も何度かこのブログでも言及しているAR(拡張現実)のゲームだという点です。


巷では「空飛ぶゲーム機」なんて言われてます。


機体の動きが実になめらか。特にホバリングしてるときなんかとてもいい。この制御技術は実にすばらしいです。


少年のこころをくすぐるおもちゃですね。かっこいい。。欲しいです。もちろん高いので買えませんが。。


このAR.Droneのいいところはもう一つあって、これ用のゲームを自分で開発出来る開発キット(SDK)が公式コミュニティで無償提供されているのです。


なのでこのおもちゃ(ハードウェア)を使ったいろんなゲームアプリが今後活発に出てくると思われます。

この手のゲームなら、子供もテレビの前じゃなくて、喜んで外に出て遊ぶでしょうからその点はいいかもですね。子供にはもったいないほど高級なおもちゃなわけですが。



で、AR.Drone自体のだいたいの紹介はこの位にして、このAR.Droneのハードウェアと仕組みのすばらしさはもっと他のことにも活用できそうな気がします。


実際にそれが可能かどうかや、実用性があるかどうかは別として、例えばお手軽にいろんな見回りをさせることだってできますよね。だってWi-Fiつながってて、搭載カメラで撮影された映像がストリーミングされて、しかもこんな絶妙な飛行ができるんですから。


今はビル内の警備も、固定カメラを使った監視が主だったり、実際に警備員さんが歩いて見回ってるのを、これを使って、管理人室(かっこよく言うと管制塔?)とかからiPhone使って見回ることができるようになるかもだし、(ドアとかあったらさすがにダメですけど)

あと最近ごくたまに田んぼに行ったりもしているあたくしなんか、農家をされてる方が育ち具合とか水位とかを見て回ったりするくらいのことなら、このAR.Droneを使えるのではと。茶の間で寝転びながら稲の育ち具合チェックだって可能ですよきっと。


屋外になるとWi-Fiの電波の問題がありますが、つい先日、無線LANの電波カバーエリアを拡大する、「PLANEX 無線LANエリアをかんたんに拡大 300Mbpsハイパワー無線LAN中継器 MZK-EX300N-EZ [フラストレーションフリーパッケージ(FFP)] 」なる製品(これ、個人的にこんなの待ってました的な製品で嬉しい限りです)も登場しましたし、この中継機への電源さえうまく供給してあげることができれば、結構な広さまで無線LANの電波カバーエリアを拡大出来るはずです。



そうすれば、そこそこ広い田んぼとか畑とかの現状チェックもある程度は、AR.Droneを使うことで楽になるのではと思います。

ただ、まだ解像度はVGA(640 x 480)と若干低いですけどね。Wi-Fiならもう少し解像度あげても大丈夫な気もしますが、それは今後のVerUPに期待ということで。



それとARゲームができるという部分自体も、うまく転用すればこれも農業などに使える気がします。


さすがにゲーム性は不要ですが、農業とAR(拡張現実)を組み合わせるとするなら、例えば、特定の田んぼにおいて、ここからここまでの苗は6月10日に植えたもの、ここからここまでの苗は6月17日に植えたもの、というような情報を拡張現実世界にタグとして付けれたりするなと思います。


(実用性があるかどうかの論議はなしにして、そういうこともできるなというだけですよ。実用性のあるアイデアは実際の現場の人に聞いたりしながら出てくるわけですから、ここではあくまでも一例としてお考えを)



つまり、こういうことです。


普通に自分の目だけで田んぼを見たら、何も書いてないただの田んぼ。


でも、iPhoneやiPod touch などに入っている、ARアプリというフィルタを通してみたら(拡張現実アプリを起動した状態のiPhoneの画面越しにその田んぼを見たらということね)、その田んぼにはいろいろな情報が付加されている。いろいろな情報とはなんでもいいんですが、例えばさっきの例で言うと、苗を植えた日付とかですね。


この仮想現実世界のタグはGPSを使った位置情報や、モノの形を認識して付加されるのが一般的ですが、つい先週打ち上げに成功した「準天頂衛星初号機 みちびき 」が安定稼働したら、日本国内におけるGPSの精度が格段にあがるため、狭い田畑などでも十分に細かな位置特定が可能になると予想されます。そうなれば、このようなARタグもそこそこ農業などにも使えるんじゃないでしょうか。というのがあたくしの考えです。


今現在、日本では都会のビルディングたちのあいだにいる時とか、周りが山に囲まれているところとかでは、GPSの精度が悪いですからね。これが「みちびき」などによる日本上空のGPS信号補完ができれば、現在の測定誤差10メートルが、なんと数センチ〜1メートルという精度に上がるわけですからほんと期待大です!


あ、書いてたらどんどん書いてしまって、このままいくと、さらに深入りしそうなんでこの辺でやめます。。。おやすみなさい。














順走ダイアリー #2 歩くだけだと消化不良になりそうなテンションだったので



お疲れさまです。Marです。

前回の続きとなる、2回目。

こないだDOMMUNEでNIKEと一緒にランニング企画をやるほど盛り上がってる、本家、UNDERCOVERの高橋盾氏の「逆走ダイアリー」にちなんでます。


来月に控えた「萩・石見空港マラソン」に向けた練習開始。

2ヶ月前から準備するつもりが、何かと忙しくて(という理由は理由にならないが)、ようやく1ヶ月ちょい前になって本腰を入れることに。

すでに準備不足確定っぽい相当ヤバい状態だが、過ぎ去りし日を悔やんでも仕方が無い。


とりあえず初日ということでゆっくり歩くだけにしておこうかと思ったが、今日はクライミングの日で体もすでにあたたまっていたし、歩くだけだと消化不良になりそうなテンションだったので、クライミングによる若干の筋肉疲労もあったが、歩くのはやめて超スローペースながら3kmほどジョグ。



数ヶ月前、クライミング時に落下して強打した腰が少し痛む。う〜む、いかんな。なんかこの腰の痛み、最近は慢性化してきている。この腰の痛みを抱えてのマラソンは未経験なため少し不安。



今度また harishiに相談しようと思いながら、初日終了。

クライミング後のせいか、たったの3kmでも気怠さが。。まぁ先は長いので今日はこのへんで。無理は禁物だ。




距離 3km
タイム 20’30”
ペース  6分50秒/km
消費カロリー Nike+を装備してなかったので不明





あ、全く話変わりますが、今月いっぱいで福岡の UNDERCOVER オンリーショップ 閉店です。

12年前のオープンの日からずっと通い、今でもたまに遊びに行ってる(さすがにもう学生時代のようには買えませんがね)ので誠に残念な限り。

ZOZOTOWNでは買えますが、もう試着して買ったり、顧客セールに行ったり、コレクションの上映会に行ったりすることもなくなると思うととても残念でなりません。





超安Bluetooth受信機を使って何かおもしろいことができないか考え中。でもノイズ有り。



お疲れ様です。Marです。


Amazonでたたき売り的にこんなのが出ていたので買ってみました。



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Logitec Bluetooth2.1レシーバシガーチャージャー付 ブラック LBT-AR101C2
6,980円が、なんと 958円



これ、クルマ用のBluetooth受信機なのです。

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クルマ用になってますが、まぁBluetoothで送受信する機器なので、Bluetooth機能が付いてるPCとかモバイルデバイスなどから電波を飛ばして、この機器で受信させて、これに有線つないだスピーカーとかアンプに出力するみたいなことができます。



図にするとこんな感じ。ピンクのが本機。


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iPhoneにマイクロフォンアプリをいれたら、iPhoneがワイヤレスマイクに早変わり。


有線でアンプとPCをとりまわすのがめんどいときとか、離れたところにあるポータブルスピーカーから遠隔で音を鳴らしたいときとかに使えます。

なんかおもしろいことができそうでしょ。イベントとかでも。いたずらとかでも。


もちろんBluetoothヘッドセットにつなぐことも可能(この機械の場合はあんまりこれをやる意味ないと思うが)




ただ、最大の難点があって、、、ノイズが結構すごい。ヘッドフォンとかには絶対使えないレベル。クルマならアリなのかも。


だから安いのね。だから評価が低いわけね。と納得しました。


まぁこの値段なら、何かのときに役に立ちそうだからいっかと思います。


値段の高い、「Logitec Bluetooth2.1オーディオトランスミッター USB-AC充電器付属モデル ブラック LBT-AT100C2 」というのもありますが、これはもしかしたらノイズがないのかも。



でもBluetoothは全般的にノイズに弱いみたいな印象があります。。この値段で失敗したら痛いですよね。




イタリアン情報 佐世保 「クッチーナクオーレ」

お疲れ様です。Marです。

続けてグルメ情報です。

今日はとてもリーズナブルなお値段でコース料理が楽しめるイタリアンのお店のご紹介。


佐世保の駅の近く、たまに我々もお世話になる、DUZZLE PUZZLEにも超近い、「クッチーナクオーレ」です。以前親戚に連れて行ってもらって美味しかったので再訪。


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夜18時からのディナーメニューには、カジュアルセット、Aコース、チーズフォンデュコース、の3種類のコース(一つは「セット」と書かれてあるけど)があって、どれもかなりお値段お手ごろ。



Aコースを注文しました。


はじめてまいりましょう。


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まずは、アミューズ(って言うんだったはず)。アンティパストの前の一皿。

バジルの一口冷製パスタ。(スプーンの上に一口分かわいらしく乗っていました)


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続いて、アンティパスト。

佐賀県みつせ鶏のテリーヌ、バジルとピスタチオとバルサミコーソース添え。


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スープは、ロブスターのコンソメスープ(小エビが中に入ってました)


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そして、メインのパスタ。

なすとモッツァレラチーズのトマトソースパスタ、エビのかぼちゃクリームソースパスタ (いずれも手打ち麺)

一人がトマトソースのほうを、もう一人がかぼちゃクリームのほうを選び、二人でシェアしたいと言ったら、こんなかわいらしいお皿に分けて持ってきてくれました。


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最後は、カクテルグラスに、ブラッドオレンジのムースの上にブラッドオレンジのグラニータが乗ったデザート。
もちろん紅茶も付きます(コーヒーでもOK。あともう一個選べたと思うが忘れ)


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おごちそうさまでした。


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これでなんと税込み 2,625円 也。もちろん飲み物は別ね。




失礼を承知で店員さんに、「リーズナブルなのにちゃんとボリュームあって美味しいですねー」と言うと、「あんまりお腹いっぱいにならなかったね、と言ってお帰りになられないよう、どのコースをお選びいただいても、できるだけ満足して帰ってきていただけるようにとシェフが考えております」とのこと。




感謝でございます。




ちなみに前日に博多の焼肉「彩稟」でいただいた、いちぼ一皿。大きく見えますが結構小さくてこれ一皿 1,800円。


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これはこれでめちゃめちゃ美味しかったですが、値段を比較すると、どっちがいいのだろうと思ってしまいました。






リーズナブルな価格で美味しいコース料理がいただけるこのお店、「モテキ」の男子がデートに誘うのもよし、「モテキ」の女子がご飯をねだるもよし。




でも、きちんとオシャレして行きましょうね。








詳しいお料理は実際に行ってお楽しみ下さいということでしめようかと思いましたが、さすがに失礼なのでやはり写真も載せます。(あまりうまく撮れてませんが)


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地元の人気店のようですので、事前に予約していったほうがいいかもです。



[お店情報]
クッチーナクオーレ
住所 : 長崎県佐世保市戸尾町3-17
TEL : 0956-25-2444
定休日 : 火曜日



大きな地図で見る






いやー、今日は0時から光回線の工事で断線するからバタバタです。。。



ラーメン情報 今回は諸事情により店名は非公開にさせていただきます。


お疲れさまです。Marです。


グルメ情報、久々に書きます。さすがにこんだけ時間経つと、ネタは結構貯まっているのですが、今回はその中でもちょっと特殊なお店を紹介しようと思います。

と言っても、タイトルにも書いたように店名は非公開にさせていただきます。(理由は後述します)





だいぶ前に、ラーメン通の友人から、「博多区にある、○○ってラーメン屋行ったことある?」と聞かれて、「いや、ないねー」と答えましたところ、



「まぁ、Mar君も遅かれ早かれあの店には行くことにはなるとは思うけど、まだ行ってないのなら早めに済ませておいたほうがいいよ。○○に行ったことないって言ったら、場合によっては恥かくこともあるやろうけん」


と友人。




あたくしは、

「じゃあ今度行ってみるよ」

と言いいながらも結局ずうっと行かずじまいになっておりました。



彼がわざわざ行くのを勧めるラーメン屋はそんなにないので、心のどこかでずっと気にはなっていたものの、ちょうど場所的にあまり行くエリアではなかったので長い時間が経ってしまいました。



で、先日、ちょうど近くを通ったときに昼時で、しかもラーメンが食べたかったので、その友人に電話し、件のラーメン屋の名前を聞きました。(名前すら忘れていたので)


すると、友人は、

「あー、○○ね。あそこは [シキタリ] があるけん、行く前にちゃんとGooglingして予習して入りーよ。でないと、入店は出来ても食べることができんかもしれんけん。でも行くべき店やけん、今日済ませれるなら済ませときー」というお告げ。

早速Googlingしてみると、なかなかすごい [シキタリ] とエピソードが出てきました。



例えばこんな感じ。


・この店は独自の法律が存在しており、それを破った客はすぐに退場させられる。とか。

・「誰に聞いて来たんですか?」と店主が尋ねてきたので、「ネットで知りました」と答えたら、「あー、最近はそういう人が多いんですよ。全く営業妨害だ。常連客さんに迷惑がかかる」と店長が毒づいた。とか。

・スープを飲む前に麺を食べたら即刻出て行けと言われた。とか。

・一口食べる前に高菜を入れたら怒鳴られた。とか。

・一見さんはお断り。とか。

・ラーメン観について質問される。それに答えられないと退場。とか。



他にもいろいろあるのですが、多少の脚色はあるにせよ、なかなか普通じゃないお店というのは間違いないようなのです。でも味の評価はすこぶる高い。特にスープに関してはすごくいい評価。




これはたしかに行くべき店だなと思って、早速そのお店があると思われる場所に急行。




でも住所の場所に行っても全くラーメン屋らしいお店はなく、Google Street Viewで確認しても店らしい店は写ってない。
「もしかして、もうつぶれたのか?」なんて心配してたら、普通のビルの普通のドアの向こうに吸い込まれるように入って行く人が数名。



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「なるほど、ここか」とピンと来て、恐る恐るそのドアを開けると、まぁどうでしょう。



中にはラーメンを無心に食べるたくさんの猛者たちがいるではありませぬか。



あとで調べてわかったのですが、最初はちゃんと看板とかが出ていたらしいのですが、ある時から看板とかを一切無くして完全に一見さんお断りにしたらしいのです。理由は不明だとか。



ドアを開けた我々は(男二人で入店しました)、興奮を隠しながらキッチン前に空いていたテーブル席へと座りました。


二人掛けのテーブル席が4つ(たぶん)、カウンターに5、6人くらい座れるくらいの店内です。


事前に調べた情報に、「キョロキョロしてたら退場させられる(一見さんと思われるから)」と書いてあったので、店主と女性店員(奥さんだと思われる)にバレないように、壁に書いてあるメニューやら、注意事項の位置を確認しながら、奥さんがオーダーをとりに来るのを待ちます。


とりあえずメニューは3つくらいありました(よく覚えていません)ので、普通のラーメンのカタ麺を選択することに決定。


あくまでも一見さんではなく、「少なくとも一度は来たことあるよ的な体」でいかねば退場させられる可能性があるので、そういう雰囲気をなるべく醸し出すよう努力しつつ、オーダーを取りに来た奥さんに「ラーメン、カタで」とオーダー。


ラーメン屋にいるのに、まるで、人生で初めてバーに行って、バーに初めて来たことを悟られないように、知った風にカクテルを頼む若者のような自分に少々恥じらいを覚えつつも、とりあえずオーダー時の退場は免れホッとする刹那。


幸いキッチンの真ん前のテーブル席に座ったので、ちょうどキッチンカウンターの下の壁で、ラーメンを作っている店主からは死角になっていたので、それをいいことにコソコソと店内をチェック。


まずは営業時間を記す案内。

[営業時間]
開店時間 : スープが完成次第開店
閉店時間 : スープが無くなり次第閉店
スープが未完成の場合は休業します
目安営業時間(平日) : 11:00 〜 18:00
目安営業時間(土曜) : 11:00 〜 17:00
店休日 : 日曜



いやー、いきなりなかなかですね。



そして、注意事項には、


当店は「ラーメンはスープが命」という方が集う専門店です。まずはスープから吟味するのがお好みでない方は当店のご利用をご遠慮ください。


という一文。

(いずれもあたくしの記憶をたよりに書いたので、完璧に正確ではありません。間違ってる部分があるかもしれませんのでご了承を)



さらに、交通標識の駐車禁止マークのような感じで、

携帯 ×
カメラ ×
タバコ ×

と示してあります。




ランチ時に食事が運ばれてくる間の待ち時間には、TwitterのTLをチェックをしたり、ブログ用に店内写真を撮ったりするのが当たり前のようなあたくしでも、さすがに事前調査でわかった恐い[シキタリ]があるので、初めてのお店で一度も食べることなく退場させられてはたまらんし、今回ばかりは終止コンプライアンス重視でのぞみました。


従って、今回は店内の写真はもちろん、ラーメンの写真すら撮れていません。




店内の他のお客さんは、それはもう慣れた感じというか、もしかしたら我々と同じく隠れ一見さんがいたのかもしれませんが、みんな優秀な常連さんのようでした。



その振る舞いは堂々として落ち着いており、例えばお店に入って来たときも、すぐには席に座らず店員さん(奥さん?)が席を案内するまでは何も言わずにじっとドアの前で待っていたり、全員がほとんど私語もせずに、ただただラーメンに向き合うという姿勢がひしひしと感じられ、タバコなんて言語道断、携帯を触る者など誰一人おらず、ましてや平原綾香の着うたなんか一メロも聴こえてきませんでした。




ただ、一つだけ事前情報と印象が違っていたことがあります。


店主と店員さんです。



2人はすごく元気がよく、丁寧で礼儀正しい応対をするのです。


てっきり強面の頑固親父の店主がやっている店と思っていたのですが、全然高齢でもなく、とても元気のいいかけ声をする気持ちのよい店主さんでした。店員の奥さまらしき女性もとても愛想がよく丁寧で、そこは予想とのギャップがあったせいもあり好感を持てました。





さて、オーダーしてから待つこと数分。


店員さん(奥さま?)が、「お待たせしました。どうぞスープからお召し上がりください」という一言と共にラーメンを運んできました。


この「スープからお召し上がり〜」の一言をわざわざ言ってくれるのは、もしかして、



この店の法律 第一条 第一項 に記載されている、最も重要な条文、

「ラーメンが来たら、まずはスープから吟味しなければならない」

をどうか遵守してください、うちの店法に抵触されるお客様がいた場合は、当該店舗の裁判官たる夫が退場を命じる可能性がありますから。




と暗にお客たる我々に教えてくれているのではないかと思い、優しさのようなものを感じてしまいました。



その言葉を無駄にしないよう、目の前の辛子高菜(トッピングはこれのみ。コショウすらない)を入れるのを我慢し、箸には見向きもせず、まずレンゲを手に取りスープをひとすすり。



コンプライアンス重視のこの日のあたくしは、さらに味を吟味するため、ふたすすり、そして、みすすり。





まことに立派なお味でございました。






この店には、他にも、子供を連れて来た時点で入店お断りとか、携帯の着信音がなった時点で即退場とか、数々の伝説があるようです。(真偽は知りませんよ)


ただ、本当にラーメンに対してまっすぐな姿勢を持っている方たちというのは間違いないようです。


常連さんを大切にし、ネットで知ったという一見さんをあまりよく思わなかったり、ネットで紹介されること自体が好きではないようなので(すべてネット上に書かれた内容なのでほんとかどうかは知りませんよ)、ここで店名とか出して、次に行ったときに追い返されてはあたくしもいやなので、念のため今回のグルメ情報では店名も住所も電話(これはマジで誰も知らないみたい)も書きません。


一応、作り話じゃないことを示すために、先の外観の写真を一枚だけ載せておくだけにとどめておきます。



詳しいお味が気になる方は、ぜひご自身でお確かめください。ただし法令遵守を忘れずに。



もし行ってみたいという方がいらっしゃれば、どうぞお気軽にあたくしにご連絡ください。こっそりお教えいたします。(こんな世の中なんでネットで検索すればすぐわかると思いますが)


遠くから九州に遊びに来た友人とかを連れて行けば喜んでもらえると思いますよ。



mar@yycrew.net


初の、料理写真なしのグルメ情報、これにて終わりです。

それではまた。