Marの記事

佐賀空港が九州を代表するLCC向け空港にならないかな~(その1)

10年前くらいになるでしょうか。スカイマークが羽田-福岡を就航するようになって、九州人である我々も格安航空会社というものを認知するようになりました。

私も学生時代に金がないのでたまにスカイマークに乗って東京に遊びに行ってましたが、22歳未満のときはSkymateがありましたので、それを使ってスカイマークに乗って、今でも覚えていますが一番安かったときで、福岡→羽田を6800円で乗ったことがあります。

この価格には私も実際衝撃を覚えました。なんせJRで 博多→有田 ですら2700円程度しますからね。有田に帰るための金額に、千円札を数枚足すだけで東京に行けるわけですよ。




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タイトルにもある「LCC」とは、ローコスト・キャリアとかローコスト・エアラインといって、このような格安航空会社のことを言います。

日本では前述したスカイマークや、経営破たんしたエアドゥ(北海道国際航空)、スカイネットアジアや、スターフライヤーが知られています。日本のLCCであるこれらのキャリアは、国土交通省の規制緩和を受けて航空業界に新規参入してきたわけですが、それでもいまだ日本は世界に比べるとかなりの規制があったり、何と行っても一番乗り入れ回数が多い(需要が多い)であろう羽田空港の着陸料がバカ高かったり発着制限があったりとで、思うように価格が下げれなかったりエアドゥみたいに破綻したりするものもあり、なかなか厳しい状況であることは間違いありません。

なので実際には格安航空会社として参入したにもかかわらず、特に最近では他の大手航空会社(JAL, ANA)と比べて料金にも劇的な差はありませんから、日本のこれらのキャリアは厳密にはLCCとは呼べないのかもしれません。そういうわけで未だに日本では「飛行機は高い」のイメージがあるわけですが、そんな日本をよそに海外ではLCCの躍進が目覚ましく、実は世界の航空業界全体の30%はLCCだと言われていてそのシェアは今もなお拡大中です。

かなりの距離を移動するフライト(福岡→羽田以上)でも数千円、極端なキャンペーン例を言うと、何十円とかの場合もあるそうです。



じゃあなんでLCCが安いの?って思いますよね。理由はいくつかありますが代表的なもので言うと、



1.機内食や飲み物を出さない(出しても有料)。

2.機材(機体のこと)は中型機を一括購入し(中古の場合も多い)、同じ型番ばかりを所有することでメンテナンスコストを下げている。(同じ型番ばかりにすれば、整備士や乗務員の訓練コストを抑えることができ、一括購入で購入コストも幾分安くあがる)。

3.座席は全部エコノミークラスに統一し、座席間のスペースを狭くして座席数を増やしている。

4.着陸料や駐機料が高い主要空港を使用せず、それらの料金が安いちょっと離れた小さな空港とかを利用する。

5.マイレージサービスがない。

6.旅行代理店を通さず主にネットでのチケット販売(ネット販売しかないキャリアもある)をすることで、代理店への販売手数料や人件費を圧縮。

7.機体全体に企業広告を出したりして広告収入を獲得。

8.コストのかかるボーディングブリッジを使用せずに、乗客をタラップを使って搭乗させる。

9.短距離・中距離間のみ就航(最近ではLCCでも長距離路線もあるらしい)



などが挙げられるでしょうかね。


私もほんの何回かだけLCCに乗ったことがありますが、別に短距離なら機内食がでなくても、中古の機材でエンターテイメント(座席前のテレビとか映画とかゲームとか)がなくても、タラップから搭乗しても特になんとも思いません(というかタラップ搭乗なんか、カッコイイ飛行機の写真が間近で撮れるからむしろ大歓迎)。

お金持ちではないので、安いなら多少のことを我慢してもそっちのほうがいいって思うほうです。座席間が狭いってのは体が大きい私としてはちょっと問題があるのですが、別に1、2時間程度の短距離飛行なら我慢できます。


とまぁとりあえず「LCC」という言葉になじみがない方のためにLCCの説明を長く書いてしまいましたが、タイトルにもある佐賀空港をLCC向け空港にするという話は、疲れてきたので次回に持ち越し。。。。



「taQmaの車窓から」 とか、他にも連載型にして書き終えてないやつがいくつかあるけど、また連載になってしまった・・・。

今度はちゃんと書きます(どうせ次回で終わらせる予定だし)




マサイ族に「ミニにタコ」で、マーシーのブログにtaQmaのことが!

うちのゴッドファーザーtaQmaは、マーシーこと田代まさしの大ファンです。

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taQmaはマーシーのギャグが大好きで、マーシーの人生をかけた伝説の大ギャグ「ミニにタコ」を世界に広める宣教師と言っても過言ではないでしょう。



そんな強い思いはいつか伝わるものなのですね。


ついにtaQmaがマーシーとつながったんです。なんとマーシーのブログにtaQmaのことが載ったのです!しかもtaQmaはマーシーに「俺はこいつの事を認めざるしかない!」とまで言わしめて。



なぜマーシーがブログでここまでtaQmaのことを褒め称えたのか。





数年前taQmaはケニアを旅しました。マサイ族にマーシーの伝説のギャグ「ミニにタコ」を伝えるために。




詳しくは「taQmaのケニア旅行記(一部抜粋)」をご覧下さい。(taQmaから転載許可もらってます)


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~前段省略~



オブザベーションヒルに到着。

高さは、たぶん50メートルほどなので、大した事はないが、視界を遮る高いものが皆無のサバンナだけに、頂上から眺める360度パノラマの風景は絶景だ。

頂上には、展望台のつもりか、かなりボロい掘っ立て小屋が建っていて、中に入ってみると壁や柱の至る所に、記念の日付や名前やメッセージなどが書き込まれていた。

ただ名前を書くだけでは、芸がないので、今この場所に一番相応しくないであろうメッセージを残してみた。


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ミニタコなめのサバンナ 日本人が見たらなんて思うだろう


マーシーも、人生をかけたこの伝説のギャグが、ケニアの国立公園に刻まれていると知れば、感無量だろう。

ロッジに戻り、夕食の前に、先程のマサイのガードマンのところに遊びに行く事に。 今日のサファリについて話していると、ロッジの外がなんだか騒がしい。

私服姿のスタッフが数人、言葉を交わしながら、小走りでどこかへ向かっている。

尋ねてみると、なんと、かなり大型のオスのゾウがこの周辺まで迷いこんできたらしい。 思わぬ事態に興奮していたところ、マサイのガードマンが「一緒に見に行こう」と誘ってくれた。

「でも、客がロッジの外に出たらまずいんじゃないの?」と逡巡していたが、「いいよ、ガードマンの俺が許可すんだから」との言葉に甘え、見に行く。



歩く事一分程で、問題のゾウを発見。

デカイ!今までサバンナで見た中でも、相当でかい部類にはいるんじゃないだろうか。 しかも、サファリ中と違って、車に乗っていないので、目線が低く、更に大きく感じる。 数人の野次馬と、遠巻きに眺める。

単独のオスのゾウは気性が荒い為、あまり近づきすぎると危険らしい。 ゾウの動きに合わせながら、観察を続けていると、どんどん人が増えてくる。 現地の人でも、ここまでロッジの近くにゾウが来る事は、とても珍しいことなのだろう。

更に、それを見ている観光客は俺だけなので、とてつもない優越感もあり、最高の気分だ。 帰りは、連れ出した責任もあるという事で、ガードマンが部屋まで送ってくれた。



その後、レストランで夕食をとっていると、にわかに辺りがざわつき始め、皆が食事を放り出して、中庭のほうに身を乗り出している。 なんと、先程のゾウがロッジの中庭まで紛れ込んできたのだ。

暗闇の中からゆっくりと姿を現し、中庭の噴水の水を豪快に飲み下す、迷いゾウの姿は、噴水のライティングもあいまって、とても幻想的だ。 客はもちろん、ロッジのスタッフも仕事を中断し、その素晴らしい光景に魅入っていた。



ゾウがどこかへ去ると、バーのほうでマサイ族の青年5人による、ダンスショーが始まったようだが、客もまばらでイマイチ盛り上がりに欠け、早々に終了していた。

部屋への道をとぼとぼと歩いていると、先程ショーを行った、マサイ族の五人組が、猛烈な勢いでこちらに駆け寄ってくる。 そばまで来ると、「ジャパニーズマサイ!」と笑いながら声をかけてくる。


どうやら、昼間話した、マサイ族のスタッフから俺の話を聴いたようで、コミュニケーションをとれるチャンスを窺っていたらしい。 まずは、お互いの自己紹介。


英語が一番達者なリーダー格の青年が「右から、・・・で、・・・で...」と紹介を始める。



そして、最後の一人の紹介の時に、「こいつはクマモト」と言って、みんなでニヤニヤ。

実は、スワヒリ語で、kumaは「オ○ンコ」、motoは「熱い」の意味なので、日本でクマモトという地名や名前がある事を知った上で、からかっているのだ。


あらかじめ、知っていたので、俺も笑いながら「クマモト!クマモト!」と連呼すると、大爆笑。

やっぱり、下ネタは世界の共通言語だね。



リーダー格の青年のダニエルはかなり日本に興味があるようで、あくまで単語どまりだが、結構な数の日本語を知っていた。

ケニアでは、スポーツでいえば、マラソンとサッカーが大人気で、特に最近のサッカー人気には目を見張るものがあるそうだ。 ケニア自体は、まだまだ弱いものの、最近になって、欧州リーグの中継も始まり、その熱は高まるばかり。 当然、ダニエルも大好きだそうで、「日本のサッカー選手だって知ってるよ」との事。


たぶん、中田あたりかな?と思いつつも、誰を知っているのか尋ねてみると、最初にダニエルの口から飛び出した名前が「トダ!」 なんで、そんな微妙な選手知ってんのか疑問に思いながらも、その後も、「カワグチ、イナモト、スズキ」と、驚くほどよく知っている。


中田と中村に関しても聞いてみると、中田は聞いた事はあるが、中村はよく知らないということだった。以前は、イギリスの植民地だっただけに、プレミアの情報のほうが浸透しているんだろうか。




話も一段落ついたところで、彼らと別れ部屋へ戻る。

その時になって、マサイ族を使って撮りたかった写真があったことを思い出し、仲良くなった事だし、彼らに協力してもらおうと、大急ぎで準備をし、追い駆ける。 すでに、ロッジをでてしまったようだが、すぐ近くのスタッフ用の宿舎にいるようなので、通りかかったおっさんに、呼び出してもらう。

戻ってきたダニエルに、「せっかく仲良くなったんで、写真を撮りたいんだけど」と伝えるも、やはり、そこはマサイ族、あんまりいい顔はしない。 お礼を支払うという事で、説得し、かなり多めに握らせると大喜びのダニエル。


「もう一人くらいいるといいんだけど」と我儘をいってみると、「すぐに呼んでくる」となんなくオッケー。 「じゃあ、一緒に行ってもいいか」と更に我儘を重ねてみる。


少々悩みつつも「まあ、見つからないように...」と、金に目が眩み、とても協力的なダニエル。


スタッフ用の宿舎を、見つからないように注意しながら進み、こっそり仲間を呼び出す。


先程の5人組の内の、一人が協力してくれる事となり撮影開始。 そんな苦労の末、撮れた写真がコレ。



masato 右がダニエル 左はその親友(名前忘れた)



暴走族のような、人気キックボクサーのような雰囲気漂う、日本文化とマサイ文化のコラボレート。

「意味は、マ・サ・イ」だと説明し、そのままプレゼント。

思ったより喜んでいて、「日本人の観光客が来たら、見せてみるよ」なんて言っていた。

大丈夫か?




そして極めつけはこれ。


minitako2 マサイとマサシの夢の共演 世界初!




ここでも、マーシーが大活躍。

「日本の有名なジョークだよ」と説明しておいたので、そのうちケニアでミニタコブームが起きて、マーシーが大人気になったりしないかな。

無理だろうけど。


さて、色々な事がありすぎて、長かった一日もほとんど終わり。

明日は朝から、他の国立公園へ向けての長時間の移動の為、車で多少の睡眠をとれると考え、今日は夜更かし。

迷いゾウに踏み潰されないかドキドキしながら飽きもせずに、3時間も夜空をみて過ごす。


~後段省略~

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とまぁこんな感じでtaQmaはケニアでマサイ族に半紙に墨で書いた「ミニにタコ」を持たせていたのです。



ちょうど先月taQmaがこっちに帰ってきてこんなことやってる頃、マーシーが秋葉原で新刊のサイン会をやっていました。


そこにtaQmaの代理で、taQmaの彼女が「マサイ族 with ミニタコ」の写真を持って行ったところ、マーシーがかなり感激して、こうやってマーシーのブログにtaQmaのことが書かれたわけなんです。すごい!



で、そのときもらったサインがこれ ↓

minitakosign

taQma、もう感無量だったらしいです!!



いやー、繰り返しますが、思いはいつか伝わるものですね。



秋芳洞はなかなかすごいぞ

従姉妹のねぇちゃん夫妻を訪ねて山口県に行ってきました。


旦那さんが美容室をされているので、ずっと遊びに行く遊びに行くと言いながらなかなかそれが実現してなかったのですが、ちょうど高速代も1000円になったということでようやく実現に至りました。



と、その前に、近かったので秋芳洞を訪れました。


昨年インドのアジャンター石窟寺院を訪れていたので、何となく雰囲気が似ているから気になったのと、中学3年のときに修学旅行で行って以来約16年ぶりということで、大人になってから見たらどんな気分がするのか興味がありました。



これが入り口前の商店街から。

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入場口を抜けて鍾乳洞へと続く道の前。探検家っぽく新調したエクスプローラー帽にリュックを背負ってみました。

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で、鍾乳洞の中の写真がこちら ↓

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いやー、すごいですねここは。


わたしもたまに海外に行って世界遺産もいくらか見てますが、ここはそれらの世界遺産のいくつかとはいい勝負できるかもしれません。シンガポールのマーライオンをはじめとした、所謂「世界ガッカリ名所」なんかをわざわざ見に行くよりはよっぽど価値があると思いました。特に最後の写真にある「黄金柱」なんて最高。


なんか中学生の頃に見たときはあんまりすごかったという記憶がないので、なんですごいと思った記憶がないのか不思議なくらいです。(taQmaやYu-kiとかと、P助とチロもいたんやったっけ?みんなで徹夜で騒いでたら、朝方、先生に廊下に正座させられて、ほぼ無睡眠状態でこの秋芳洞に行ったから朦朧としてたのかも)


世界遺産に指定されているものは今のところ世界中に180以上あるらしいです。たしかに一つ一つはどれもすごいのですが、いろんな世界遺産を見たり、特に立て続けとかだと、だんだんと感動しなくなってきます。これはすごく残念なことなのですが本当です。一種の麻痺状態でしょうね。

「これってあそこのアレに似てる」とか「前に見たあの遺跡のほうがすごかったな」とか。だから例えばNYとか香港とか普通の大都市とかならなおさら、ほぼ無感動状態。言葉が違うだけでほぼ東京と同じやんみたいな。まぁ都市は都市で遊び方が違うので、感動するために行っているわけじゃないんですけどね。ただせっかく旅に出たのなら一回くらい「すげーー!」って心の底から感動したいなって欲求が出てくるんです)


でも、たまに感動するものもちゃんとあります。自分なりにどんなものを見たときに感動しているのか分析した結果、

1.(考えられないくらいの)長い長い年月をかけて自然が作り上げたもの
2.これまた長い長い年月と労力を使って人の手で作り上げられたもの
3.ものすごい技術力のある芸術家が力を振り絞って生み出されたことが感じられるもの
4.どうやって作った(作られた)のか自分の想像が及ばないようなもの

なんかを目にしたときに感動しているような気がします。(他にも考えたらあるかも)

で、この秋芳洞。「1.(考えられないくらいの)長い長い年月をかけて自然が作り上げたもの」に合致するんですよね。だから感動したのではと思います。




ついでに近くにある瑠璃光寺の五重塔も見てきました。ここもたぶん中学3年のときに行ったような気がしますが正確には覚えていません。五重塔をみた瞬間、前に見た気がしただけです。(行ったっけ?YYCのみなさん)

ここの五重塔は、京都の醍醐寺と奈良の法隆寺の五重塔とならんで、日本三名塔の一つと言われており国宝です。

見事なまでに美しいたたずまいをしていました。(2枚目露出ミスってますが・・)

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瑠璃光寺の表にあるお店。レトロな感じ。

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で、話は最初にもどって、今回の主目的である従姉妹ねぇちゃんの旦那さんの美容室「dot.」(ドット)へ髪を切りに行きました。


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旦那さんのハーさんはバイク好き。車体もぴかぴかに磨かれてます。

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店内はホワイトで統一された奥行きのある広い空間が特徴で、座っていてとても気持ちがいいです。ちなみに設計はうちの伯父さん。

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ハーさんに髪を切ってもらうのは初めてでしたが、ハサミを入れる前に話した時点で、すでにある程度の完成イメージが頭の中に作り上げられ、それにしたがって迷いなく論理的に切っていくといったような感じで、職人っぽくてすごくよかったです。

ついでに眉もそろえてもらいました!

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できあがった髪形にもすこぶる満足!どうもありがとうございました!


というわけで、山口旅行なかなかオススメです。


で、旅行の帰りには、是非美容室「dot.(ドット)」で綺麗になっていってください。


[お店情報]
hair salon dot.(ドット)
場所:山口県小郡下郷1227-11
TEL:083-972-9636(予約優先)
定休日:毎週月曜日・第1・弟3火曜日


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中村文昭氏の講演会に行って来ました。

伊万里に中村文昭氏がいらっしゃったので、講演を聞きに行って来ました。

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中村氏は三重県で飲食店を経営される傍ら、ひきこもりの方を中心にして農業生産を行う「耕せ日本」というのをやられてたり、年間に300本をも超える講演を全国でされている方で、その講演のおもしろさはとても評判がよく、今日も大雨の中、400~500名近くが入っていました。(なんか知り合いも何人か会場でばったり会いました)

生まれは三重県の超ド田舎で、その子供の頃の話から、かなりヤンチャをしていた中学・高校のころ、中学時代に受けたいじめや挫折の話、上京してからの失敗談や「心にスイッチを入れられた」という方との出会いの話など、とにかく話がとてもうまくておもしろく、2時間以上聴いていましたがあっという間といった感じで、その話の至るところに人生のヒントになるようなすごく重要な部分が織り交ぜてあったり、頻繁に笑いの要素が盛り込んであったりと、終始引き込まれるような講演でした。

仕事柄、定期的にこういう講演会やセミナーなどを聞いたりすることも少なくありませんが、今日の講演はその中でも相当満足度の高いものでした。


流れるような話の中から、大事だなと思ったことを箇条書きにメモったこととそれについて思ったこととかを書いてみます。

1.頼まれごとはためされごと。
(頼まれているということは、相手にためされている(期待されている)ということ。最初からできないだろうということは頼まれもしない。だから頼まれたら全部ひきうけ、相手に喜んでもらえるようにしてあげましょうということ)

頼まれごとって小さなものから、大きなものまで、仕事からPRVなものまでほんと日々山のようにありますが、果たして自分はどうかといわれると、忙しいときはイヤイヤひきうけてたり、できないと言ったり、先延ばししていることもたまにありますねー。可能な限り(というか中村氏は「全て」と強調していましたが)、喜んで引き受け、それをしたことで相手が喜んでもらえるようにしたいものです。


2.イヤな過去、思い出したくもないような過去に感謝することができるようになったとき人は強くなる。

誰にでもある、思い出したくない過去、挫折、愚かな行動。しかし、これがあったからこそ今の自分があるから、逆にあってよかったと感謝する。思い出したくもないものにスポットを当ててさらけ出せるようになったときに人は一段階上のレベルに強くなれるという、なるほどと思いますね。なかなか難しいことですが、過去にとらわれて生きていきがちなので、過去の失敗や挫折を笑い話のように語れるようになれば、たしかにそれを乗り越えたことになりますよねー。


3.ひきこもりの子の共通点は、家の居心地が良過ぎる。

家の居心地がものすごく悪かったという中村氏の子供頃のエピソードと、いま現在ひきこもりの方の社会復帰(と言っていいのかな)を手助けしている氏の説得力のある言葉でした。


4.人間の悩みの大半は、人との比較。

自分はあの人よりもお金がない、いい車に乗ってない、顔もかわいくない、いい服を着て他の人よりかっこよく見られたい、自分の会社は一流企業じゃない、家が借家だ、などなど。他人と比較ばかりして気にしている。いやーこれは自分には耳が痛い話でした。ほんと他人と比較ばかりして生きているなと。人間の器がまだまだ小さいなと感じます。。。


5.どんな仕事をしててもいい。要はその仕事で人に喜んでもらえているかどうか。

人を喜ばせることができているか、仕事の種類ではなく人間力で勝負する。野菜の行商でも、公務員でも、一流商社の営業マンでも、農家でも、とにかく仕事は人を喜ばせるための手段にすぎない。どの種類の手段を使っているか(どの職業についているか)が重要なのではなく、その仕事でどれだけ人に喜んでもらえているかということが大事。


6.目に見えるものよりも、目に見えないもののほうが大事なものが多い。


7.素直な心と謙虚な姿勢を忘れない。


8.人を喜ばせることを続けていると、いずれそれによって何かの役割を与えられるようになる。

頼まれごとをされて、それに応えて相手に喜んでもらえる。これをずっとずっと続けていくと、そこにいつか役割が与えられる。つまり存在価値が出てくるということ。


9.人をひきつけるのは、お金でも容姿でも地位でもなく人間力。


10.とにかくいま目の前にいる人を喜ばせることをずっと続けていくだけ。

たくさんの人を喜ばせる、めちゃめちゃ喜んでもらいたい、とか大それたことは考えずに、いまそのとき目の前にいる人を全力で喜ばせる。この一つ一つの小さな積み重ねがやがて実を結ぶ(人間力があがる)ということです。


11.全てのものごとについて、今という点で(今現在の視点からのみで)良し・悪しを判断してはならない。

そのときはすごく悪いと思った出来事、いやな失敗なども、あとあとになれば成功への欠かせない出来事になるかもしれない。過去は変えられないとよく言われるが、事実は変えられなくても、その過去に対する気持ちは変えることができる。

よくありますよね、あの時はつらかったけど、それが今の自分の肥やしになっていることとか。いい経験だったとか。良し・悪しというのは表裏一体ということですね。それも考え方次第で。

プラス思考の人が成功しやすいとよく言われますが、プラス思考の人は一見普通の人なら失敗だったとか、悪いことだったとか、やらなきゃよかったとかいうことも、逆に失敗してよかったとか、結果悪かったけどやらないよりはよかったとか、それらを将来の糧にしていくことができ、そのことが成功につながっているのかもしれません。過去は考え方次第で良くも悪くも変えられる。なかなかいい言葉でした。


12.4か条
 (1) 何か頼まれたら返事は0.2秒で。(損得考えずにとにかくYesと言ってみる)
 (2) 相手の予測を少しでも上回って喜ばせる
 (3) 「でも」は言わない(言い訳しない)
 (4) すぐにやる


こう書くと、講演を聞いていない人は何ともきれいごとやら、実現不可能なことやら、極論みたいに見えると思います。

でも、事業で成功をおさめているにもかかわらずいまだ、築28年の古い借家住まいをされ、会社には自転車出勤、ほとんど自分のためにお金を使わず、今日もぞうりにラフな格好をされ、子供の頃からいまに至るまでのいろんなエピソードの中で話される上記のような事柄はすごく説得力があり、少しでも自分でも実践できないかと思わずにはいられませんでした。


興味のある方は、九州にもたまに講演に見えられているそうですし、本も6冊くらい出ているので読んでみてはいかがでしょうか。(でも生であの終始おもしろい話を聞くのが一番いいですよ)



(あたくしもつい本を買ってしまいました)

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バカラオケ大会 at ケイツ家

あのケイツ先生が久しぶりに有田に帰ってきたということで、ケイツ邸で飲み会をすることに。




こちらのケイツ先生。相変わらずおバカしちゃってます。

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今回は彼女を連れて帰省ということで、家族団らんのところにお邪魔しましたー。家族も彼女も超楽しい感じです。

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お母さんが作る料理がまた凝っていて美味しいのです。


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料理が美味しいもんだから、お酒もすすみ、だんだんとみんな酔いも回ってきました。






で、盛り上がってきてカラオケ大会をすることに。なんとケイツ君のおうち、自宅カラオケ機材があるのです!





トップバッターはお父さん。

つのだ★ヒロ(シ) / メリー・ジェーン。熱唱。

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続いてケイツ彼女のMHちゃん。山口百恵 / いい日旅立ち。いい声です。

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ここでチロ到着。シラフのチロはこの意味のわからない大カラオケ大会についていけず・・・しんみりとご飯。

対して手前のケイツ彼女は手をたたいての大爆笑。

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チロのことなんか気にも留めず、お次はYu-ki。堺正章 / さらば恋人。選曲のシブさにお母さんも大喜び。

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実はこのカラオケセット。かなり厳選された?というか、何か不気味なほどのバイアスがかかったような選曲がなされているこの小さな本から選ばなければならないのです。

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その選定たるやすさまじく、あのミスチルでさえ1曲しか入っていないのに、なぜかポルノグラフティは3曲もあるというファッキンぶり。民生なんて入っちゃいません。




そんな限られた選択肢の中からこれぞという曲を選び出す作業は、まさにDJの真骨頂。






あたくし DJ Mar が選んだのは、往年のコーネリアスT-Shirtを着たまま、 沢田研二 / 時の過ぎゆくままに 。

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ようやく、チロも乗り気になったのか、唯一入っているミスチルチューン。

Mr.Children / Tomorrow Never Knows

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ついにベールを脱いだお母さん。小林明子 / 恋に落ちて。 ノブコオンステージ!

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時計はもう深夜1時。あたりはシンと静まり返った平日の住宅街。ケイツ家からはフルボリュームの熱唱オンパレードがこだまします。。。









そして最後を飾るのはやはりこの人。



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平日の深夜、午前1時。


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聴いていただきましょう。


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THE BLUE HEARTS で、


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TRAIN-TRAIN


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お父さんも盛り上がって「ガオーー!!」

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母「ケイタ、あんた上手になったねー(シミジミ) 」



ケイツ「ありがとう母ちゃん」


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そんなケイツ邸での出来事でした。



またやりましょうケイツ!!お父さんお母さん楽しかったです。お世話になりました!また懲りずに遊びに来ます。


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