佐賀空港が九州を代表するLCC向け空港にならないかな~(その1)
私も学生時代に金がないのでたまにスカイマークに乗って東京に遊びに行ってましたが、22歳未満のときはSkymateがありましたので、それを使ってスカイマークに乗って、今でも覚えていますが一番安かったときで、福岡→羽田を6800円で乗ったことがあります。
この価格には私も実際衝撃を覚えました。なんせJRで 博多→有田 ですら2700円程度しますからね。有田に帰るための金額に、千円札を数枚足すだけで東京に行けるわけですよ。
タイトルにもある「LCC」とは、ローコスト・キャリアとかローコスト・エアラインといって、このような格安航空会社のことを言います。
日本では前述したスカイマークや、経営破たんしたエアドゥ(北海道国際航空)、スカイネットアジアや、スターフライヤーが知られています。日本のLCCであるこれらのキャリアは、国土交通省の規制緩和を受けて航空業界に新規参入してきたわけですが、それでもいまだ日本は世界に比べるとかなりの規制があったり、何と行っても一番乗り入れ回数が多い(需要が多い)であろう羽田空港の着陸料がバカ高かったり発着制限があったりとで、思うように価格が下げれなかったりエアドゥみたいに破綻したりするものもあり、なかなか厳しい状況であることは間違いありません。
なので実際には格安航空会社として参入したにもかかわらず、特に最近では他の大手航空会社(JAL, ANA)と比べて料金にも劇的な差はありませんから、日本のこれらのキャリアは厳密にはLCCとは呼べないのかもしれません。そういうわけで未だに日本では「飛行機は高い」のイメージがあるわけですが、そんな日本をよそに海外ではLCCの躍進が目覚ましく、実は世界の航空業界全体の30%はLCCだと言われていてそのシェアは今もなお拡大中です。
かなりの距離を移動するフライト(福岡→羽田以上)でも数千円、極端なキャンペーン例を言うと、何十円とかの場合もあるそうです。
じゃあなんでLCCが安いの?って思いますよね。理由はいくつかありますが代表的なもので言うと、
1.機内食や飲み物を出さない(出しても有料)。
2.機材(機体のこと)は中型機を一括購入し(中古の場合も多い)、同じ型番ばかりを所有することでメンテナンスコストを下げている。(同じ型番ばかりにすれば、整備士や乗務員の訓練コストを抑えることができ、一括購入で購入コストも幾分安くあがる)。
3.座席は全部エコノミークラスに統一し、座席間のスペースを狭くして座席数を増やしている。
4.着陸料や駐機料が高い主要空港を使用せず、それらの料金が安いちょっと離れた小さな空港とかを利用する。
5.マイレージサービスがない。
6.旅行代理店を通さず主にネットでのチケット販売(ネット販売しかないキャリアもある)をすることで、代理店への販売手数料や人件費を圧縮。
7.機体全体に企業広告を出したりして広告収入を獲得。
8.コストのかかるボーディングブリッジを使用せずに、乗客をタラップを使って搭乗させる。
9.短距離・中距離間のみ就航(最近ではLCCでも長距離路線もあるらしい)
などが挙げられるでしょうかね。
私もほんの何回かだけLCCに乗ったことがありますが、別に短距離なら機内食がでなくても、中古の機材でエンターテイメント(座席前のテレビとか映画とかゲームとか)がなくても、タラップから搭乗しても特になんとも思いません(というかタラップ搭乗なんか、カッコイイ飛行機の写真が間近で撮れるからむしろ大歓迎)。
お金持ちではないので、安いなら多少のことを我慢してもそっちのほうがいいって思うほうです。座席間が狭いってのは体が大きい私としてはちょっと問題があるのですが、別に1、2時間程度の短距離飛行なら我慢できます。
とまぁとりあえず「LCC」という言葉になじみがない方のためにLCCの説明を長く書いてしまいましたが、タイトルにもある佐賀空港をLCC向け空港にするという話は、疲れてきたので次回に持ち越し。。。。
「taQmaの車窓から」 とか、他にも連載型にして書き終えてないやつがいくつかあるけど、また連載になってしまった・・・。
今度はちゃんと書きます(どうせ次回で終わらせる予定だし)