まずはマンチェスター出身の中堅バンド、Dovesの4thアルバム「Kingdom of rust」から。
彼らのアルバムは毎回ハズレが無いのですが今回も良作でした。
「グルーヴィーな演奏に普遍的なメロディー、適度に配されたエレクトロニックなアレンジ」と今までと変わり栄えしてないと言われちゃ、その通りなのですが、彼らはレディオヘッドやベックのように作品毎に音楽性やスタイルを変えるタイプでは無くソングライティングで勝負するバンドだと思ってるワタクシ的には十分満足できるアルバムでした。
確かに超傑作2ndアルバム「The last broadcast」に比べれば物足りなさはありますが80点は付けていいんじゃないでしょうか。
でも日本ではイマイチ人気無いんですよね…本国UKではチャート1位の常連なのに。
先行シングル貼っとくんで良かったら聴いてくださいね。正直コールドプレイやキーンの100倍良いと思うんですけど。
次はNYのポスト・パンクバンド、Yeah Yeah Yeahsの3rdアルバム「It’s Blitz!」を。
前作はかなり大味なロックアルバムでしたが今作はかなりダンス色強めです。このシフトチェンジは昨今のニュー・エキセントリック・ムーブメントやNYの同胞たちの影響も多少あるのでしょうかね。ワタクシはこの選択は絶対支持です。
プロデュースは今や世界で最も重要なバンドの一つとなったTV on the radioのデヴィッド・シーテック。さすがですね。聴く度に発見がある良いアルバムに仕上がってます。
点数は今の時点では75点。これも今後評価は変わるかも。