国宝 阿修羅展に行ってきました
通常なら「興福寺宝物展」みたいな感じでやる普通の仏像展であるところを、八部衆の中でもとりわけ人気の高い阿修羅立像を前面に押し出し、みうらじゅんや、アルフィーの高見沢をフィーチャーするなどの巧みなマーケティング戦略も功を奏してか、全国的なブームともなっているこの「阿修羅展」。
私も以前奈良に行ったときに興福寺で実物を見たことはあったのですが、なんせ昔のことですし、今回はガラスケースなしで360度見れますし、こんなに盛り上がってたらやっぱりミーハー魂がだまっちゃいられなくなりましたので、前日もYu-kiと夜中まで飲みながら「どうする?行く?」みたいに悩みましたが、行かないで後悔することはあっても行って後悔することはないだろうということで、行列覚悟でがんばって行くことにしたわけです。
遅くまで飲んでいたせいか、二人とも案の定寝坊して、着いたのは14時過ぎ。
駐車場はもう余裕の満車。
17時閉館で、3,4時間待ちは当たり前というほど人が多いというのに、14時過ぎでまだ駐車場からのお客さんがこの通り。
こんな人多いのにほんとに閉館までに入れるのか心配になりつつも、見上げれば阿修羅。モチベーションはあがります。
と、その前に、腹が減っては戦はできぬということで、急ぐべきところでしたが一応ラーメンを食べることに。
「九州ラーメン総選挙」というラーメン名店を選ぶ企画で見事第一位に輝いたらしきお店「暖暮」。
でもよく見ると、総選挙で一位に輝いたのは、2002年。。。「どんだけ過去の栄光にすがっとるんじゃボケー!」と叫びたくもなりますが、とりあえず味を確かめるまで何も言いますまい。
行列に並ぶこと約15分。ようやくありつけました。
で、お味のほうですが、結構フツーでした。。。残念ながら過去の栄光のようです。
さて、阿修羅を目指すミーハーなみなさま方の後をついて我々も参道を阿修羅めざして進みます。
いやまぁしかし、とにかくどこを見ても阿修羅。阿修羅。阿修羅。
右を向いても、
左を向いても、
奥を見据えても、
お父さんの背中を見ても、
看板ももちろん、
光るものまで、
どんだけあおるんかい!っていうくらい、
こんなに阿修羅ばかりあると、だんだんと見てる我々も、阿修羅化してきます。
とまぁそんなこんなでようやく九州国立博物館の前までやってきました。しかし予想通りの長蛇の列。
覚悟はしてましたが、実際に「160分待ち」という立て札を見るとうんざりします。
よくも猛暑の中、こんなに並んでまでみたいものなのかと思わずにはいられません。だって興福寺に行ったっていつもガラガラなんですよ。みんなマーケティング戦略にはまりまくりですよまったく。
数十分ならんだところでだいぶ飽きてきました。
でも祈るしかありません。阿修羅のごとく。。。。「早く中に入れますように」
ようやく中へ入れるかと思ったら、また今度は反対側で長い列。
阿修羅展だからか、みうらじゅんっぽい人もちらほら。
やっと長い長い列が終わってもう中へ入れるかと思ったら、窓の前もきちんと長い列。
ついに中に入った!もうすぐだ!と思わせ中もこんな感じ。ぐったりっす。
結局2時間以上並んだんでしょうか・・・ついに念願の入り口へ。「やっとアシュラに逢える」てか。
いやー、中はもちろん撮影禁止でしたので写真はないですが、よかったです。予想以上に。
阿修羅の周りはすごい人だかりでなんだか宗教みたいな感じもしましたが、カッコよかったです阿修羅立像。後ろからも見れたし、やっぱライティングがいいからか興福寺で見るより全然かっこよく見えました。
ほかの八部衆もガラスなしで360度見れるし、四天王立像がスペース的な関係からか360度とはいかなかったですがそれでもド迫力。
ドでかい釈迦如来の仏頭もド迫力。
どうせなら日本史の教科書に出てくる有名な興福寺仏頭(銅造仏頭)も展示して欲しかったですがそれはさすがになかったです。
いやーミーハー魂に促されて来た甲斐がありました。思わず見入っちゃいました。
テンション上がったので、Yu-kiと二人で即席アシュラ。手が2本足りませんが。
ミーハーらしく、アシュラT-Shirtsもゲット。
帰りに太宰府天満宮でもアシュラポーズ。
一応菅原公に「もっとお勉強ができるようになりますように」とお参りをしてきました。
あたりはもう夕暮れ。
シメはもちろん梅ヶ枝餅。
まだ9月27日まであってるらしいので、並ぶのが平気な人は是非!(でもフィギュアはもうないよ)