北南米を自転車で縦断した、西野旅峰さんの講演会
題して「人・旅・夢紀行~北南米自転車縦断の旅という日々~」
もちろん平日で仕事だったので、昼休みをずらしてとり、飯も食わずに講演途中から会場に入りましたので全部は聞けていませんが、それでもかなり素晴らしい内容。
旅の写真をスクリーンに投影しながら、アラスカのフェアバンクスから南米の南端、南緯55度のゴールまで、道中の出来事や印象に残った出会いや言葉、マラリアでダウンしたこと、旅で感じたことなどを話されました。これこそ旅人。偉業です。まさに男のロマンです。
我らがRyuちゃんも撮影にかけつけていたので後日有田の人たちはテレビで見ることができると思います。(見逃した部分があるのでRyuちゃんよろしくお願いします!)
最後に公開質問コーナーがあったので、一緒に行ったくらいまーさんと私はここぞとばかりに、旅のテクニカルな部分を質問させていただきました。
講演中印象に残った言葉。
「人に優しくしてもらったら、その分今度は自分が他の人にために優しくしてあげましょう。」
西野さんも言われていましたが、旅中は本当に様々な現地の人に助けてもらうことが多いです。そして助けてもらったら本当に幸せな気持ちと感謝の気持ちでいっぱいになります。
そうやって自分が見ず知らずの人からもらった暖かい気持ちを、今度は自分が誰か他の人にために返すということです。プラスの連鎖ですね。
あとは、「なんのために旅をしているのですか?」という質問に対し西野さんは、「死ぬときに、よく生きたなと思いたいから」と言いました。「自分探しの旅に出ます」とかよく聞きますが、西野さんは「自分をつくる旅」と言っていました。グッとくる言葉でした。
私より年下でしたが、すごく人間が大きく見えました。
こういう講演を中学や高校時代に聞いていれば、時間のあるときにもっといろいろ旅して回っただろうになと思いました。今日聞いた西有田中学校の生徒さんたちはほんとラッキーだと思います。
これは帰りに控え室に押しかけて記念撮影させてもらった一枚。西野さんの自転車と一緒に。
ほんとはもっと色々な事を聞きたかったのですが時間がなく少しだけしかお話できませんでしたが、とても腰がひくく、感謝の言葉ばかりおっしゃられる謙虚な方でした。器が大きい人だなという印象。
「次の旅の予定は?」と聞くと、「2年後くらいに、もうひとつの行ってない大陸を今度は」というお答え。ユーラシア、アフリカですかね。アジア諸国やアフリカを周ったらまた一味違ってさらに大きくなるんだろうなと思います。ぜひ頑張って達成してほしいものです。
とてもいい講演をありがとうございました。