前回の続きです。


石田淳さんの「続ける技術」に照らし合わせながら、加圧トレーニングを3ヶ月間継続する方法を考えていきましょう。

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継続したいと思う行動は二つのパターンに分けられるといいます。


一つは今回の運動不測解消および筋力アップのような「不足行動を増やすパターン」。

もう一つは禁煙やダイエットで過食を防ぐなどの「過剰行動を減らすパターン」です。


どんな行動であれ、継続したいと思う行動は上記2つのパターンに分けられるらしく、継続したいと思う行動を「ターゲット行動」と呼び、自分のターゲット行動が上記のどちらに当てはまるかを明確にするところからはじまります。


わたしの場合は今回の加圧トレーニングに限らず、いつもターゲット行動は「不足行動を増やすパターン」に該当してることが多い気がします。したがって今回は「不足行動を増やすパターン」に焦点を絞って書いていくことにしましょう。



不足行動を増やしづらい理由として大きなものは、すぐに成果を確認できないということが挙げられます。

さらに不足行動は誘惑によって邪魔されやすく、その誘惑のことを著者は「ライバル行動」と呼んでいます。例えばジョギングの時間に見たいテレビがあっているのでつい見てしまうとかそんな行動のことですね。

ライバル行動の誘惑に負けてしまいやすいのはなぜかというと、その行動をとった瞬間に自分の望む結果がすぐ得られることができるからなのだそうです。


継続できない人に欠けているのは、ある行動を増やし、ある行動を減らす、つまりターゲット行動を増やし、ライバル行動を減らすという行動のコントロールを行うという発想なのであり、何かを続けたいのであればまず自分の「行動」に着目し、なぜ続かないかを分析して明らかにし、続けるための具体的なプログラムを組むことによって「行動」を変えていくことが継続への近道というわけなのです。



では具体的に、ターゲット行動の発生をコントロールし、ターゲット行動を邪魔するライバル行動の発生をコントロールするにはどうすればいいのかというと、「条件を変えてやる」ことが大切らしいのです。


ターゲット行動がおきやすい条件を整えることでライバル行動の発生を抑えるというように、条件操作(専門用語で先行コントロール)すれば行動は必ず変わるというのです。



行動科学では、どんな行動にも理由があると考えます。

すべての行動は、


A:先行条件(行動の直前条件)
 ↓
B:行動
 ↓
C:結果条件(行動の直後条件)


という3つの要素から成り立っており、行動が発生する因果関係が明確になります。これは専門的にはABCモデルといわれているらしいです(そのまんまやん)。


A:暑いから
 ↓
B:エアコンのスイッチを入れる
 ↓
C:部屋が冷えて涼しい


みたいな感じです。



誰でもその人が望む結果を得るため、あるいは望まない結果を避けるために行動するため、行動の直前条件を変えたり、行動することによる利害を考えたり、行動するまでの手間の環境を変えたりすると、行動に大きく影響するというのです。

したがって、ターゲット行動の前後のいろいろな環境条件を変えることで、行動をコントロールできるというのです。



ここまでわかったら、自分のターゲット行動を分析します。


まず、「フロント行動リサーチ」と言って、ターゲット行動が起きる直前の環境条件、さらにライバル行動が起きる直前の環境条件を明確にします。


ターゲット行動の場合、その行動はいつ起きやすいのか、どんな場所で発生しやすいのか、それが発生する前に、自分がしていた活動や出来事は何か、発生しにくいのは、どんな時か、どんな場所で誰といるときかなどを分析します。
同じようにターゲット行動を邪魔するライバル行動は、どんな行動か、発生する頻度は?ライバル行動が発生する前に自分は他に何をしていたか、ライバル行動をするにはどのくらいのエネルギーが必要か、ライバル行動が発生しにくいのはどんな時でどんな場所でどんな状況のときか、なども分析します。


わたしの加圧トレーニングでいうと、ターゲット行動は「一日おきに10分だけ加圧トレーニングをする」で、ライバル行動は、インターネットをする、ビールを飲む(お酒を飲んだあとは加圧できないため)、本を読む、料理をする、寝る、お風呂に入るなどです。


ターゲット行動を分析すると、平日は仕事から帰ってきて寝るまでの間に起きやすい、自宅で発生しやすい、それが発生する前はある程度やるべきことが片付いている状況が多い、発生しにくいのは、カーツがない場所にいるとき、お酒を飲んだあと、眠たいとき、ダルいときなどがあげられます。


対してライバル行動は、頻度はまちまちで一旦決めたサイクルが途切れてしまうとずっと途切れた状態が続いてしまう、ライバル行動が発生する前に、ゆったりした気分になっていたり、ご飯を食べてたり、料理をしたあとだったり、掃除をしたあとだたりする。エネルギーは必要ない、ライバル行動が発生しにくいのは、帰宅直後、自宅で、体に緊張感がまだある状況のときなどと分析できました。



フロント行動リサーチができたら、続いてアフター行動リサーチというのを行います。これは行動の直後の環境条件を明確にすることです。




とまぁ続けて書きたいところですが、長くなってきたのでもうここまで読んでくれてる人もすでに少ないでしょうから次回のポストにまわします。。。。


つづく。。。