おつかれさまです。Marです。


昨夜途中まで書いた「Lang-8について」の続きです。


—–



4.同じ日本人が書く英語にも刺激を受ける

自分の英語記事を訂正してもらえる可能性が高まるように、なるべく英語を母国語とする人が書く日本語記事を訂正し、その後、それらの人にフレンドリクエストを送ることが多いのですが、もちろんフレンドの中には日本人もいます。

その日本人フレンドが書く英文記事を読む中で、例えば知らない単語が出てきたり、ちょっとカッコいい表現(ホントにカッコいい表現かどうかはわかりませんが、自分がそう思う)があった時、自分と同じ日本人が書いているということで、自分もその単語を知っておきたいと思うし、自分も今度どこかで同じような表現を真似してみようという思いが生まれます。


なので、同じ日本人が書く英文日記を読むこともとてもいい刺激になっているように思います。



5.意外と自分の日本語力向上にも役立っている気がする

自分が添削する側にまわるときに、よりよい日本語表現にしてあげようという思いから、普通に自分で日本語文章を書くときよりも、細かく考えてしまいます。(あまり時間をかけすぎても自分がイヤになりますから、ほどほどにしないといけませんが)


添削対象の日本語が初心者のめちゃくちゃな文面の場合が特にそうなのです。なるべく原文を残したままより自然な日本語に近づけようと思いながら添削します。


そして時間のあるときはそれとは別に、原文を残さずに内容は同じで別の言い回しを提案したりします。


日本人なので英語の前にまずは日本語をきちんと話せたり書いたりできないといけません。


Lang-8では英語の読み書きを勉強しつつ、外人さんの英語を親身に添削することの意外な副産物として、少なからず自分の日本語力向上もできている気がします。




6.特別なスキルなんていらない。ほぼ誰だってできる。

普通の日本人で、人並みに日本語の読み書きさえできれば、外国の人が書いた日本語を添削することは(質の違いはあれど)誰だってできます。


なので自分にやる気があって、同じ目的をもった他のユーザーさんに少しだけ自分の時間を割くことができれば、誰だって楽しく語学学習ができるわけです。



—–


他にもいろいろありますが、以上が私が Lang-8 はいいWebサービスだなーと思う主な理由です。


高いお金を払えばプライベートな語学教師をつけることも可能だし、学校に通うことだってできます。もちろんそっちのほうが手っ取り早いという人もいるでしょう。それはそれでアリと思いますし、実際私もそういうのをやってみたい。


でも、こういうWebサービスを利用すれば、お金をかけなくても(プレミアムユーザーになったとしても、月5ドルというとても安い金額で)、語学学習ができる時代なわけです。

このLang-8は、インターネット時代の素晴らしいプロダクトの一つと思います(大げさかな)。

これを知った時、こういうの待ってました!って実際思いました。



最初は私も無料版で使っていましたが、なかなか添削してもらえなかったので、5ドル払ってプレミアムユーザーになったらすぐに添削がつきました。


(最初、添削してもらえなかったのには理由があるんですけどね。あとで気づきました。要は自分が添削してもらいたかったら、まずは自分が人の役に立ってから、つまり添削する側にまわるべきだってことです。そしたらお返しに添削してもらえたりします)


添削してもらうとヤル気も出てきます。


そして、添削してもらったら、添削してくれた人にすぐにフレンドリクエストを送ります。自分が添削してあげたときも、この人は今後自分の記事に対して添削してくれそうだなって思ったらフレンドリクエストを送ります。


そのようにしてフレンドが増えると、自分の記事を添削してもらえる可能性も徐々に高まってきます。


フレンドがある程度まで増えたら、もしかしたらプレミアムユーザーでなくてもいいようになってくるかもですが、私は、Lang-8のようなWebサービスを開発している会社には頑張って欲しいので、Donationという意味も込めて少なくともしばらくプレミアムユーザーを続けようと思っています。


あと少しでも身銭きってたら、やらなきゃってモチベーションにもつながりますし。



Lang-8では、たまにネット上だけでなく、ユーザー同士が実際に交流するパーティーみたいなの(オフ会って言うとアレなのでそうは書きませんが)もあっているようで、遠くなので参加できないですが、いつか都合が合えばそういうのにも行って、いつも添削してくれる人に会ってみたいですね。


「話すことと書くことは場数だ」と言われます。本当にそうかどうかはわかりませんが、私はそれについては「たしかにそうかもな」と同意します。


(最近さぼってましたが)このブログを継続的に書いているのも、「書く力」をつけるためでもあります。(もちろんこれはいろんな理由のうちの一つにすぎませんが)



グーグル日本法人の名誉会長(大分出身の人)がこないだ大分市内で行われた講演会で「少なくとも英語で不自由なく世界の人とコミュニケーションをとれない人は21世紀を生き残ることはできない」なんてこと言ってたようですが、さすがにそこまで言うのはどうだろうとは思いつつも、少なくとも今後英語教育がもっと重要視されていることは間違いありません。


今の子供たちが成人し、自分らがいい歳のオジサンになった頃、今の子供たちのほとんどが英語を流暢に話すような世の中になっている可能性は決して低くはありません。


というか、日本人の子供達はそうならなくても他の国の子供達がそうなってる可能性はとても高いでしょう。


これは結構脅威ですね。。


テクノロジーが進化すれば、近い将来モバイルデバイス等を使って結構高いレベルのリアルタイム通訳ができるようになるでしょう。


英語で書かれたWebサイトなんて、ブラウザの機能で「翻訳する」ってやれば、いまでも速攻で日本語に変換されます。翻訳精度も徐々に上がっています。

そうすれば別に英語なんて話せなくても書けなくても別によくなるのかもしれません。



私は別に、英語をかなり高いレベルまでマスターしようとは思いません(別に言語マニアでもないし、モノ書きでもないので)が、できれば自分の頭で考えた英語で「そこそこ」のレベルで話したいし、「そこそこ」のレベルで書けるようになりたいと思います。一応まずまずはできますよみたいな。


それは、機械や他の人に頼らずに、直接自分の言葉で相手に伝えたいなと思うからです。(大事な取引とかするときはさすがに優秀な通訳の人を雇えばいいわけし。別にそんな機会今のところないですが。。)


村上春樹は外国のインタビュアーからインタビューを受けるとき、通訳を介さずに必ず自分の言葉(英語)でやるそうです。

それは「通訳を入れると会話の自然な流れが損なわれてしまうし、インタビューで大切なのは趣旨を伝えることよりも気持ちを伝えることだから」という理由からだそうです。

こないだ出た氏の初のインタビュー集「僕は夢を見るために毎朝目覚めるのです」のあとがきにそう書いてありました。


yumewomiru

インタビューだけでなく、普通の会話も同じことが言えそうだなと思いました。

大人になってからの語学学習はコツコツやるしかないところが一番きついところですが、逆に、そのコツコツやらないと習得できないというところが魅力でもありますね。


だってコツコツやって、そこそこ流暢に第二外国語をしゃべってる人を見ると「いいなー」って思いますもんね。


ホントはポンって英語圏に行ってしばらく過ごせか、英語ネイティブの恋人作ればすぐに「そこそこ」話せるようになるでしょうが、なかなかそうもいかないのでコツコツやって早くそうなりたいものです。

やればまだ間に合うはず。。と希望的観測も含めそう思うので。




Lang-8は読み書きですが、話す力をつけるためのスカイトークというサービスもあって、これも試したんですが、そちらはまた別の機会にでも。


[Marの記事feedburner]