おつかれさまです。Marです。


1年半ほど前に書いたこの記事のこと、覚えておりますでしょうか?

そう、マイノリティ・リポート的な動きのできるアレです。




そして先週の11月20日、ついに満を持して日本でも発売になった、Xbox360 向けのゲームデバイス「Xbox 360 Kinect センサー」(開発コード名はProject Natal)。


kinect
いやー、ハンパないですねこのデバイスは。すごいです!久々に興奮しました!


これは、wiiみたいにコントローラーを必要とせず、プレイヤーのジェスチャーとか顔とか音声を認識することによって、いろんな操作が行えるようにするためのセンサーなのです。映画「マイノリティ・リポート」のトム・クルーズを思い浮かべてもらえば簡単。



Xboxには興味ないですが、このKinectは欲しい。

でもXbox持ってないし、別にXbox自体には興味なく、このKinectだけに興味がある、と思ってたら、強者どもから続々とハック情報がアップされ、Linuxマシン向けのドライバーが公開されていました。Mac版のドライバーも誰か作ってるみたい。(紆余曲折あってMicrosoftも一応容認みたい。真偽は不明)。

つまりXboxなしでこのKinectのハードウェアとしての機能が使えるのですよ。お値段も手ごろ。ヤバい。



ということで、試しにいろいろ実験してみるべく、ある人と割り勘で買うことに即決定しました。


なんかよくわかんないという人には1年半前にも紹介したこの映像をもう一回観てください。






すごいでしょこれ。未来的でしょ。もう未来の話じゃないけど。



もちろん普通はXboxとつないでゲームに使うんですが、ゲームで使うわけではなくて、これをLinuxOSが入ったパソコンにつないで自分の好きなように利用してやろうというのが今回の主な話の内容です。


RGBカメラに3次元深度(奥行き)センサー、マルチアレイマイクなどの様々なセンサーが付いているので、考えればもうほんっと様々なものに応用が可能。



で、手始めにやってみたいのが、こんなこと。 via Engadget





この人、KinectをMIDIコントローラー化してるんです。すげーー!



これを応用すれば、クラブイベントでDJやるときに使えます。


こないだの4D-Pocketでは、MacBookから流してる曲の上に、iPadを使ってピアノとか適当に乗っけて遊んでみましたが、来年はiPadなんかをタッチすることすらせず、このKinectを使って、トム・クルーズのように体のジェスチャーだけでDJプレイをやってみたいと企み中。

(まぁ実際やってみたら、見た目は滑稽になるかもですけど、ネタ的にはおもしろいかなと・・・)



上のデモをやってる人は、「Very hacky ugly, yucky, alpha prototype, source code」という但し書きを付け加え(謙遜?し)ながらも、一応現段階のこれのプログラムのソースコードも公開して誰でもダウンロードできるようにしているし、こういうのを参考にしながらであれば、特定のジェスチャーに従ってピアノ音源を出力するような単純なものなら、それほど作るのも難しくないような気がします。


iPadはすでにいろんなDJが使ってるみたいですが、来年の前半あたりにでも上記のことが実現できれば、さすがに日本のクラブシーンでもほとんど例をみない試みになるんじゃないでしょうか。

もしかしたら日本初?(まともなDJは恥ずかしくてやらないかな・・・。動き方によってはカッコよくできそうな気もするんだけど・・・)


とにかく、その時がきたら、私は 「DJ ジョン・アンダー豚(トン)」 名義でプレイします。笑



ジョン・アンダートン : 映画「マイノリティ・リポート」でのトム・クルーズの役名