こんにちは。超ご無沙汰しております。Marです。




ちょっと前の話になりますが、今年の夏も恒例の修学旅行に行って参りました。


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そう、高校時代の同級生で結成している「学ぶ会」、一昨年に引き続き「修学旅行 in 広島」であります。


たった3年間しか時間を共にしておらず、今はそれぞれ全く違う環境にいるにも関わらず、「学ぶ」姿勢は今も全く変わらず、会うたびに会話は弾む不思議さ。

それは、当時はつまんなくて眠たくて仕方がなかった現代国語の授業なんかを、嫌々ながらも共に3年間聞き続けたという苦しい思い出に対するシンパシーなのかもしれません。





高校の現国の教科書に出てくる定番作品といえば、そう、中島敦の短編「山月記」。


高校時代は全く面白くもなく意味もよくわかりませんでしたが、よく引き合いにだされるカフカの「変身」すら読むようになった今再読すれば、もしかしたら何か感じるところがあるのかもしれません。


ほとんど覚えていませんが、「山月記」は、虎になってしまった秀才の友を、故郷の友人が訪ねていくという話だったと思います。「学ぶ会 in 広島」も秀才の友を故郷の友人が訪ねていくという点は共通。




「山月記」に出てくる秀才の友にはいろいろな問題がありましたが、「学ぶ会」の会長マナブン博士は、以前にも増して前へ前へと進化していました。




実は、2ヶ月ほど前に我らがマナブン博士がここ数年研究していた内容が正式に発表されたのです。

内容をすごく簡潔に説明すると、「血液の遺伝子に起こる化学反応を使って、うつ病かどうかを客観的に判断する方法を世界で初めて発見した」というものです。

Yahoo!のトップニュースや日経新聞をはじめ、テレビのニュースでも大きく取り上げられていましたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。実はマナブン博士が研究していたものだったのです。一応記者会見の映像を下に貼っておきます。


うつ病を血液で診断、広島大が発見


第一回の「学ぶ会 修学旅行 in 広島」の頃から、この研究内容については「学ぶ会」での重要な話題の一つとして少しずつ聞いておりましたし、見た事もないような医学系の専門単語が並ぶ、発表用の英語論文の途中の状態などもチラ見させてもらっていたので、今回一つの区切りとしてこの成果が公に発表されたことについて、とても嬉しく思います。


最初の頃は「すごい計算式を発見した」と言って概要だけ聞かせてもらっていましたが、まさかこんなすごい発見だったとは思いませんでした。記者会見では代表して研究室の教授が説明していますが、肝となる計算式の発見やその後の発表に至るまでの研究と論文作成をメインでやっていたのは実はマナブン博士。「世界で初めて」というのはやはりすごいですね。まさに「学ぶ」ことを続けた結果だと思います。


いつもひょうひょうとしていますが、この発表に至るまでに陰で相当努力をし、相当手間のかかる手順を一つ一つこなしていったことを思うと感服します。


(※ 科学誌に掲載された研究内容の正式文書はプロスワン電子版から読めます)




さて、話を元に戻しましょう。ブログには書いていませんでしたが、昨年もこの修学旅行は行われ、今年で3回目。


しかしこの冬、会長のマナブン博士がアメリカの某有名大学に研究の場を移すということで、一応また日本に拠点は戻すつもりとのことですが、今回が事実上「The Last 学ぶ会 in 広島 」となるわけです。


今年はChiroは諸事情によりお休みなので、わたくしと5263君、TPPEちゃんの3人で乗り込む事に。



「The Last 学ぶ会 in 広島」ということで初心に戻り、一昨年に利用してその味に魅了された「四季彩 多仲」を再訪。


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一品一品いちいち美味しい変わらずの高品質お料理たちに舌鼓をうちながら、なでしこジャパン優勝から、原子力賠償支援機構法について、はたまた子ども手当の見直しまで、様々な旬の話題について議論がかわされました。




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酒も手伝ってかその日も議論は活発化し、「そういえばスタンダード・アンド・プアーズが、昨日、米長期国債の格付けをダブルAプラスに格下げしたよねー」と直近のニュースが話題が上がったとき、TPPEちゃんが言った、




「ハイ・スタンダード・アンド・ドアーズ?どっちもグー!」



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というKYな一言でこの話題は無事収束を迎えました。








さぁ、夜は長いのでお料理とお酒をいただいたあとは、ちょっと一息つきにカフェへ。



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注目された8月2日の米上院本会議にて、米政府が債務上限引き上げについての法案を可決したことについての話で盛り上がり、誰かが、




「あれは単なる問題の先送りなだけで、まぁ可決されなかったらされなかったで米国債をぼろくそ持ってる日本もこの時点で多大な影響を受けてしまうところだったけど、どうなんやろうねあれは?」




と問題提起したときに、ほとんど寝てて話を聞いていなかったTPPEちゃんが言った、




「ん?TPPの話?ちなみにおれはTPPE。」



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というKYな一言でこの話題は無事収束を迎えました。






その後、バーに移動。そこでマナブン博士のフィアンセをご紹介してもらい、渡米後の研究内容等を聞いたりしていましたが、TPPEちゃんはお腹の調子が悪いのかしばらくトイレで踏ん張っていました。何か耳も痛いとか言っていました。



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最後は定番のお好み焼きを食べて、住んでいるのか住んでないのかよくわからない生活感のあまりないマナブン博士の自宅に移動。



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で、今年もまた始まりました一大ファッションイベント「広島コレクション 2011-2012 Autumn-Winter」



マナブン博士から「今冬に渡米するし、どうせ引っ越しで整理せんといかんし、もう着そうにない服持って帰らん?」という嬉しいご提案。


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一同待ってましたとばかりに沸き立つ物欲を各自自制しながら、「あ、どうせ整理するのなら持って帰ろうかなー」と冷静な言葉を返す面々。



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しかし、マナブン博士が、



「これはTPPEちゃんとか似合うんやない?」



と言ってパンツを差し出したその瞬間、今まで着ていたズボンを降ろし迅速に試着モードへと移行する奇跡の俊敏さ。



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ものの数十秒でバックスタイルまでチェックし、ジャストフィットでお持ち帰りと相成りました。






引っ越し一掃セールと言わんばかりに降り注がれるハイクオリティーなプロダクトを次々に試着する我々。


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途中、F.I.Lの水色の超細身パンツをいただいた私は、ひとつ間違うと「あの人やばくね?」と言われるこの難しいアイテムの着こなしに一抹の不安を感じ、今年の夏から秋にかけてこのパンツをはいてストリートを闊歩する場合のシミュレーションをさせてもらう事に。


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まずは袖口をラフにまくったボタンダウンシャツを合わせ、


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落ち着いたブラウンのギザコットンを使った短めのジャケットから、


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トラッドなグレーのジャケットに移り、


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そして、遊び心で襟をたてたさわやかなホワイトコットンジャケット。


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冬物のスタイリングにさしかかる頃には、テンションもあがってボアジャケットの裏地が羊と聞いた途端、マタドールが華麗にムレータを扱うような作法を見せた後、


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羽織る。マナブン博士はもはや呆れ顔。



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5263君もマタドール後、



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羽織る。


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マタドール後、


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羽織る。


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羽織る。


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羽織る。


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酔っぱらった上にKYなTPPEちゃんは、家から持ってきた訳のわからないキノコがプリントされたダサい紫色のパンツをベースにしたスタイリングをさせてくれとお願いしてのショースタート。


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「こんな毒キノコに合うやつなんてあるわけないやん」と言われながらも、「このキノコパンツ、マジかっこよかっちゃけん」と言ってやめようとしないTPPEちゃん。



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せっかくのアーティスティックな服の美しさが、このキノコのせいで完全に死んでしまうのが見てられなかったので、「もう他の服がかわいそうやけんその訳の分からんキノコのパンツすぐゴミ箱に捨ててよ」と言うと、

「これめちゃくちゃ大事かパンツよ!マジで気に入っとるっちゃけん。嫁も相当お気に入りやけんね」と切に訴えるので、そのままスタイリングをさせてあげることにしました。


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マナブン博士に早く「血液の遺伝子に起こる化学反応を使って、KYな人かどうかを客観的に判断する方法」を世界で初めて発見してTPPEちゃんで実験してほしいと思います。



さあ、そのTPPEちゃんのキノコルックはというと、


上半身に羽織るジャケット一枚の値段で、このキノコが数十枚は買えるだろうという、まさにトップス-ボトムス間 「格差スタイル」。



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デザイナーもパタンナーまさかこんな毒キノコに合わせられるとは予想だにしていないだろうから、そのことを思うと本当に心が痛みました。



しかしTPPEちゃん本人は、お気に入りのキノコパンツをベースにした着こなしに大満足のご様子。



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というわけで、今回もたくさんお土産をいただいて帰りました。



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最後は、広島を出るときはすでに定番化してきた、老舗カレー専門店「桃丘」でシメ。


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今回もすばらしいオーガナイズをしてくれた我らがマナブン博士も近く渡米する頃となりましたが、アメリカでもますますの活躍を期待するとともに、是非「学ぶ会 in New York」が実現できるよう日本にいる我々も「学び」を心を忘れず日々精進したいと思います。


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ではまた。