順走ダイアリー #6 よく知っているようで何も知らない距離感のやつらとの物理的な距離に苛まれる
お疲れ様です。Marです。
本家、逆走ダイアリーのパクリ、前回 #5 の続きです。
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大会まで残り1週間となる中、未だに練習で21km走っていないこのヤバい状況を少しでも改善するために、ランニング合宿をはった。
場所は福岡県某所。
緑豊かな公園の横を、綺麗な川が流れている。実に気持ちが良い場所だった。
公園内を走った後、もう一つ横を流れている川沿いを走ることにした。この道がまたのどかで素晴らしい。
ちなみにこの日のプレイリストは、これまたYu-kiから貸してもらった、トクマル シューゴ / Port Entropy
(詳しくはYu-kiによるレビューを参照されたし)
この環境にドストライクなこのアルバムを聴きながら走ると、現在○km走っているとか、残り○kmくらいなんて全く気にならない。特に速いペースで走っているわけでもないのでずっと走っていてもいいような感覚にすらなる。
途中、小さなトンネルに入ったとき、今まで聞こえていた周囲のノイズが一気に消え、目が明順応から暗順応に移り変わる一瞬の間に、ダンパーペダルが踏まれた鍵盤の音色と声だけがダイレクトに耳の奥で響いたときにはゾクっとしたほどだ。
本番の大会のときのプレイリストにはこのアルバムからいくつか選曲しようと思う。
適当なところで折り返し、帰り道もいい感じで気持よく走っていたところ、急にあの嫌なやつらがいきなり顔にぶつかってきた。
田舎の人ならわかると思うが、子どもの頃とかに自転車に乗って走っていたら、急に顔にぶつかってくる小さな小さな虫の集団だ。
正式な名前は未だに知らないし、地域ごとに通称が全く異なるらしいのだが、私は「くっつき虫」と呼んでいた。(誰か本当の名前を知っている人がいたら教えて欲しい)
やつらが数分おきに顔にぶつかってきて、その都度手で払ったり口元に入ったのを「ペッ」としないといけないものだからペースが乱される。
よく知っているようで、実際は名前すら知らない距離感にいるあいつらには、物理的にも一定の距離を保って欲しいところだ。
この日は少なくとも15kmくらいを目標にしていたが、10kmあたりでふくらはぎ近辺の筋肉に違和感が出てきた。つる前のあの感じである。
ちょくちょくストレッチなどをしながら走り続けたが、やはり違和感が消えず。右足の親指にも違和感が出てきたため、無理は禁物ということで10kmを過ぎたくらいでラン終了。
21kmのたった半分走っただけでこの有様。原因はただの練習不足以外にない。
距離 10.34km
タイム 1’06’06”
ペース 6分23秒/km
消費カロリー 618kcal
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