インプットとアウトプット


本や新聞や人の話や音楽や映画やネットやテレビ、そして自らの実体験からいろいろな知識と経験をインプットしていくことは、おそらくおおかたの人にとって刺激的で楽しいことだと思います。


わたくしも自分にとって新しいこと(もの)を見たり聞いたり(ときには食したり)するのは大好きなので、できるだけ積極的にインプットする機会を得ようとしているのですが、お金も時間もかかることがあるので思うようにはできていないのが現状です。



インプットの反対であるアウトプットについて、「アウトプットはインプット以上のものは出ない」という話をよく聞きます。


「インプット」を、人が取得する(経験も含めた)情報群だとして、「アウトプット」を、その人が生み出すもの、例えば言動であったり、芸術家であれば作品であったり、スポーツマンであれば結果であったり、DJであればブースでのプレイだったり、ブロガーであればブログ記事であったり、とした場合、インプットしたものが自分というフィルターを通したあとインプット以上のものを付加されてアウトプットされるとするならば、アウトプットはインプット以上のものが出ているではないかと思ったりもしますが、結局そこで付加されたものはその人がこれまでの人生でインプットしてきたことから生成された産物であると思われるので、やはりそう考えるとアウトプットはインプット以上のものは出ないというステートメントはあながち間違っていない気もします。


結局のところ、どういう形であれ何事もアウトプットすることが評価の対象となり得るなら、そのアウトプットのレベルを上げるための材料はやはり良質なインプット以外にないのかもしれません。



さて、わたくしも昔からいろんなところでブログを立ち上げては数ヶ月書いて辞め、立ち上げてはちょっと書いてそのまま放置というのを繰り返して来ましたが、このHP上でブログを書き始めて丸9ヶ月以上経ちました。


週に最低1度の更新をするという低いハードルで始めましたが、意外と思ったよりもアクセス数が上がってきているせいか、それがモチベーションになってか結構な頻度で更新できています。自分の中では今まで立ち上げた中で一番まじめに続いているブログだなと思います(いつまで続くかはわかりませんが、少なくとも今年いっぱいはこのペースは守りたいと思っています)。


おそらく自分ひとりでやってても続いてはおらず、それぞれおもしろい個性があるCrewみんなで書いてるから楽しいし、Crewみんなで一つの場所に書いているからその分アクセス数も稼げていろんな人に読んでもらえているわけだし、そういうことが続いている要因ではないかと思います。




この9ヶ月間、ブログで記事を投稿するというアウトプット作業を続けてきて強く思ったのが、アウトプットすることはインプット能力をかなり上げるということです。このことは昔何かの本で同じようなことが書かれてあったのを覚えているのですが、体感としてそう思うようになりました。アウトプットすればするほど、もっとインプットできるようになってくるということです。


ブログを書く(アウトプットする)ということは、自分がいま持ち合わせている情報を外に公開することになるので、つまり手持ちの情報のコマがなくなってしまうことになります。


人間は人に喜んでもらって(人の役にたったと思うことで)自身の存在価値を認め、それが幸福感へとつながっていくので、できれば人に会うときは(その人が嫌いな人じゃなければですが)、その人が自分といることで楽しんでもらいたいとか、その人が自分といることで利益を享受してほしいとか、まぁそんな小難しくは思わないにしろとにかくそれと同じような気持ちになるわけです。


つまり人と話すとき、できればその人が知らないことでその人が知れば喜びそうな話や情報を提供しようと無意識に思うわけです。


誰か人に会うとき、ブログに書いたことを話しても「それはブログで読んだ」という話になりますから、手持ちの情報のコマがなくなったら、すぐさま新しい情報を取得して持ちネタを保持しておかなければ、自分の「底」を見せることになります。これは誰でもイヤなので、自ら無意識に前よりも積極的にインプットしようと動き出します。


インプットしたら早くアウトプットしたくなり、すぐにアウトプットすることで、またインプット意欲を刺激する。知的欲求と行動欲求がうまい具合に刺激されます。これがいいサイクルを生んでいるような気がします。




もう一つ、ブログでのアウトプットの効能は他にもありました。ブログで何か書くことで、それに関連した新しい有益な情報を読み手の人からしばしばもらえるということです。例えばコメント欄でもらうこともありますが、コメント欄よりも実際に会って話したときなどに自分がブログで書いたトピックに関連する自分の知らない新しい情報を教えてもらえるということが何度となくありました。

つまりアウトプットすることで、回りまわってそれに関連したインプットに結びつくということです。これは非常にありがたいことです。



人間は例えば美味しいレストランを見つけたときはそのことを友達や家族に教えたくなるものです。それは幸福感を共有したいと思うからだそうです。


脳にはミラーニューロンという神経細胞があって、目の前にいる人の行動を自分の行動のように映し出す働きを持っています。あくびしている人をみると自分もあくびしてしまうのもこの神経細胞のせいだそうです。これは行動だけではなく感情も映し出すそうで、相手が楽しいと感じていることをあたかも自分が楽しいと感じてしまうと言います。長年連れ添った夫婦が似てくるのもこの神経細胞のせいでしょうね。

人に有益な情報(笑いも含めて)を発信することはとても難しいことですが、せっかく貴重な時間を割いて読んでもらっている人のためにもできればおもしろい記事、楽しい記事を書いていこうと思います。


ブログは単なる自己満足でもあり、同時に誰か読んでくれている人のためにもなればなお嬉しいし、読んで楽しんでくれているのを知ることで、ミラーニューロンの働きにより自分も楽しい気分になることを考えると、自分のためでもあります。


アウトプットすることで自己向上のスピードがアップするのであれば、ますますそれは自分のためのものと言えるのかもしれません。


なので、たまに誤解を生んだり、匿名であまり気持ちのよくないコメントをもらうこともありますが、そんなのを差し引いてももっと得ることが多いような気がするので、もうしばらくこのブログ上でのアウトプット作業を続けてみようと思います。


というわけで、このブログでもグルメ情報という形で何度となくとりあげてきたレストランめぐりのインプット作業を、近々ちょっと違ったアウトプットの形で提供する不定期連載を開始しようと思います。



食いしん坊の方はお楽しみに!





20years of Strictly Rhythm JAPAN TOUR 2009 その2


Yu-kiのムチャブリにより続きです。


って言っても、1時間半くらいしかいなかったし、ほとんど写真撮ってないんでオチなんてありませんからあしからず・・・



あたくしが到着したころ、すでに中はたくさんの人でごった返し。入り口近くで傍観していたところ、本日のゲストDJ、森田さんがいるではありませんか。


で、ちょっと話しかけたらすごくいい方で、今までの印象とは全く違いました。もっと年上かと思ってましたが、ちょっとだけ年上なだけでした。背がすごく高かったです。写真も快諾していただけたので一緒に記念撮影。

dsc_9662 dsc_9664

ここのハコは普通はライブハウスだそうで。そういうわけでジミヘンとYu-kiの2ショット。

dsc_9665

ほどなくして、森田氏がブースへ。

dsc_9666

フロアのテンション最高潮!!!このへんからわたくしの愛機のNikonの調子が悪く、フラッシュ焚きたいときに焚けなかったり、とにかくもう写真もろくにとれずということであんまり撮ってませんが、ちょっとだけ撮ったやつをどうぞ。ブレブレでめちゃくちゃですけど。。

dsc_9670 dsc_9674 dsc_9675 dsc_9676 dsc_9678 dsc_9679 dsc_9680 dsc_9681
いやー、盛り上がってましたねフロア。途中から取材かなんか知らないけどホンジャマカの石塚っぽいプロカメラマン?の人来てましたけど、Shinji私節応援団のさっちゃんがその人にいたずらして本気でキレてたのがおもしろかったです。


入り口でユッキーにポーズとってって言ったら調子に乗ってポーズとった写真。

dsc_9682

あまりにも腹減ってたんで、そば食って帰りました。

人生相談中のユッキー。

dsc_9685 dsc_9687

オチもなんもかんもありませんが、このへんで。Shinちゃんおつかれさまでした!






20years of Strictly Rhythm JAPAN TOUR 2009 その1


どもyu-kiです。

昨日は佐賀市のRAG-Gにて行われたイベント「20years of Strictly Rhythm JAPAN TOUR 2009」に遊びに行ってきました!

いつもは時間にルーズな我々Yeah! Yeah! Crewですがこの日は珍しく晩飯も喰わず、急いでRAG-Gに向かいます。


必死にクルマをとばすケロロ。


r0017356

ケロロの奮闘のおかげでなんとか予定到着時間にRAG-Gに着きました。


r0017363 r0017362
なぜこんなに急いでいたのかというとこの日のゲストDJであるSTUDIO APARTMENTのMASANORI MORITA氏と同じ舞台にYeah! Yeah! Crewから我らがShinjiが立つからなのであります!


r0017457r0017459
珍しく緊張してると口にしていたShinji。

「俺達が付いてるぞ!頑張れShinji!」

という事で急いでキャッシャーを済ませフロアに向かうと…


r0017376
間に合いました。


r0017368
harishi studioから…


r0017390
harishiセッションを経て…


r00173831
やって来ました。


r0017434
我らが…


r0017387
This is…


r0017381
DJ…


r0017423
Shinji !!!!!!


r0017452

さすがYeah! Yeah! Crewの四番バッター。
我々の期待を一身に受け見事なプレイを見せてくれました(^-^)


コチラ私設応援団の方々です。


r0017400r0017401r0017399
無事Shinjiの出番も終わったので、この後みんなで腹ごしらえへ。


r0017460r0017464r0017462r0017465
軽く食べたらフロアに戻ろうと言ってたのですが、プレッシャーから解放されたShinjiに乗せられ結局呑みまくってしまいました…


r0017479r0017467r0017469r0017470r0017463

どのくらいの時間呑んでたのでしょうか…
お店を後にしフロアに戻ると、人、ヒト、ひと。
いつの間にかフルハウス状態になってました!


r0017535r0017455r0017491r0017508r0017509r0017510

スタッフのucchiも若干疲れ気味か(^o^)


r0017486

さあいよいよゲストのMASANORI MORITA氏の出番が近づいてまいりました!


さて、レポートをお送りしたいところですが、ここでウチのメイン・フォトグラファーである「世界のマチャーキー」ことMarが到着いたしましたので続きはMarに譲りたいと思います(*^_^*)


r0017493
後は頼んだぞMar!



続く…






駅の階段が鍵盤になった!


これはすばらしいアイデアだと思いました!


ストックホルムの地下鉄の駅で、みんなエスカレーターばっかり使って階段を使う人が少ないから、どうにかならないかと考えた結果、階段が楽しければいいんじゃないってことで、一夜にして階段を鍵盤にしたところエスカレーターを使う人が通常の66%増しになりましたっていう映像です。


音の力ってすごいですね。楽しくなりますもんねたしかに。まさに映像中に出てくる、「Fun can obviously change behaviour for the better.」って感じ。
われわれYeah! Yeah! Crew も音を扱った活動をしています(たまにですが^^;)から、このような音を利用したおもしろいアイデアで地域を楽しくできたらさらに自分達が楽しめそうでいいですね。








ところで、これみて思ったのですが、昔アメリカのワシントンDCを訪れたときに、メトロ(地下鉄)の階段の長さに驚かされました。もうハンパじゃないくらい長いんです、つまりホームがものすごく深いところにあるんです。


あまりにも長いエスカレーターだったので写真撮ったのですが、フィルムで撮った分で実家のアルバムの中で眠っていて出すのがめんどくさいので、代替として下にflickrから拝借したDCのメトロのエスカレーターの写真を載せますがこれじゃちょっと深さがわからないな。。もうとにかく何分もエスカレーターに乗ってるくらい長いんです。

washi

やっぱアメリカの中枢だから、国会議事堂とホワイトハウス間の秘密のトンネルとか、他にもいろいろ重要なものが地面の中にあるから、それらに影響のないように地下鉄は普通の都市よりも超深いところにあるのかなーなんて当時は思いましたが、今でもなぜあんなに深いところにあるのか知りません。。。

で、深すぎるから階段は無理やろうってことでかどうかは知らないけど、基本階段ついてなくてエスカレーターのみが多いんですが、ここがさすが海外。よく故障して止まってるんですこの長いエスカレーターが。(もう昔の話なんで最近では改善されてるかもしれませんよ)

そんなときにこの鍵盤階段って良いのではって思いました。故障したら鍵盤になるとか。どうでしょうか。。






加圧トレーニングと行動科学 石田淳「続ける技術」 その3


昨日の続きです。今日でこのシリーズ最後です。


今日は行動の直後の環境条件を明確にするアフター行動リサーチについてからでしたね。


アフター行動リサーチとは、その行動の後に何を得ることができるのか、何が変わるのかを分析します。これもターゲット行動とライバル行動の両方とも分析します。


例えばわたしのターゲット行動である加圧トレーニングでいうと、それをした後に、

・充実感を得ることができます。
・体力がついたことがイメージくらいはできます。
・終わった後のビールが格別です。
・体は疲労感を覚え多少気だるい感じになります。
・激しくトレーニングした時などは急激に眠くなるときもあります。
・トレーニング後は、しなかった日と比べて、「あー今日もさぼってしまった」という自分のダメさを感じることを避けることができます。


対してライバル行動のあと(この場合ライバル行動とはターゲット行動をしないまま他のことをする行動すべてにあたるのですが)には、

・「今日はトレーニングの日だ」という思いがずっと頭に残ります。
・例えばお酒を飲むというライバル行動をとった場合、もうその日はトレーニングできないので「また今日もさぼってしまった」と嫌な気持ちになります。
・筋力が落ちます。
・ライバル行動を発生させると、トレーニングをしないので体が疲れることを避けることはできます。



これらの分析によって、ターゲット行動が発生した時のメリットとデメリットが浮かび上がります。これらのメリットをいかに増やすか、デメリットをいかに減らすかを考えるわけです。


ターゲット行動を増やしたい場合の3つのポイントとして著者は、

1. 行動のヘルプ(補助)を作る
2. 動機付け条件を作る
3. 行動のハードルを下げる

の3つをあげています。



順番に具体的に見ていくと、

まず「1.行動のヘルプを作る」は、例えばわたしの場合、帰宅後にすぐに「カーツ」を着ることができるようにハンガーにかけておくとか、トレーニング中に飲む水をあらかじめ冷やしておくとか、トレーニングへのモチベーションがあがるお気に入りの曲がすぐ流れるようにプレイヤーに準備しておくとか、そういった「行動をおこしやすい環境作り」や「刺激」をあらかじめ用意しておくことです。



「2.動機付け条件を作る」は、先ほどのフロント行動リサーチやアフター行動リサーチで明確にしたターゲット行動発生時のメリットを享受できるようにしておくことです。

例えばわたしの場合、終わった後のビールが格別というメリットがあるので、ターゲット行動をした後は冷えたビールをすぐ飲めるようにしておくとか、普段は発泡酒だけどその行動のあとだけ発泡酒ではなくビールでいいと決めておくとか、とにかく「ごほうび」を用意しておくことで行動の動機付けとなるわけです。

他にも単純ですが誰かにほめてもらうとか、継続の成果がビジュアルでわかるようにカレンダーにシールを貼っていまどれくらい続いているかを見て充実感に浸れるようにすることも有効でしょう。



「3.行動のハードルを低くする」は、例えば寒くなってきたら体も動かしたくなくなるので、帰宅するちょっと前にエアコンのスイッチが入るようにタイマーをセットしておき部屋を暖めておくとか、「1日おき」と決めているトレーニングも、仕事で飲み会が入っているときなど事情によりどうしてもできない場合とかあるので「1週間に3回でもいい」と決めておくことで一日できなかったことで継続が途切れてモチベーションが大きく落ちることを防ぐなど、行動へのハードルを低くすることで続きやすくなるそうです。



ライバル行動については、上記のまったく逆のことを行い、行動の補助をなくし、動機付け条件を取り、行動のハードルを高くすればよいのです。


人間行動一つ一つに着目し、ターゲット行動とライバル行動のコントロールをする、これが行動を続けるための原則ということです。

以上が続ける技術のコア部分の「行動のコントロール」についてでした。



最後にいくつか進め方について書いてありましたので一部をご紹介して終わります。


1.ゴールを設定して周りに公開する

行動を続けようとするモチベーションは、明確な目的や目標があるかどうかに左右されます。途中で挫折してしまわないように「自分の成長を数値化」するといいらしいのです。

「結構筋肉ついてきた」などの感覚や主観のような曖昧なものではなく、誰がみても明確な数値にするのです。例えば胸囲を○cm大きくするといったようにです。

そして同時にこれを周りに公開することで、人間は他人の目が気になるので中途半端にやめることができなくなります。

最終目標以外に、途中途中で中間目標をたてることも有効らしいです。その中間目標をクリアする毎に達成感を得るようにすればモチベーションが維持されるからです。



2.計測・測定(メジャーメント)を行う
行動がどれだけ増えたか、減ったかをきちんと計測し、自分の行動を目に見える形にします。例えばわたしの場合だと、カレンダーに加圧トレーニングをした日に印を入れるとか、何月何日から何回目のトレーニングだということを他の人も目につくところに記録しておくといいそうです。これも数値化することにつながります。



3.期限を設ける
いつまで続けるという期限を決めておくことで、「あと何日」といったようにゴールが近づいていくことで目標達成意欲を高める効果があるとのことです。



あー、今日も長くなってしまいました。他にもいろいろ書いてあったのですが、おおかたはこんな感じです。

理論はわかったのであとは一つ一つ細かいところを実践していくのみです。一日おきにたった10分のトレーニングを3ヶ月間という比較的低いハードルなので、この「続ける技術」を使ってやってみようと思います。