炎の博覧会 2009


どもyu-kiです。
無事出張から帰って来ました。疲労困憊で帰宅するとまたまた我らがゴッド・ファザー、taQmaが帰省したとの事で先週末遊びまくってきたのでその模様をレポートします。

とはいっても、今年に入って既に四回目の帰省となるtaQma。
過去三回は色んなとこに連れ出してバカやってきましたが今回は原点に帰って地元、有田を見直してみようという事になり思い出の地「炎の博記念堂」を訪ねることに。


r0017136r0017056r0017058
現地に着くと広大な敷地の中には親子連れがチラホラ程度のさびしい風景…
メチャ天気良いのに(*^_^*)

なんとも残念な気持ちになるものの気を取り直し岡本太郎先生作のメイン・モニュメントの前で記念撮影。


r0017053
その後、会場内を散策するもののこれといった物には出会えず、仕方ないのでアスレチックで汗を流すことに。


r0017087r0017090r0017097
うーん、いまいちテンション上がりません。


まさに「祭りの後」とはこの事か…
12年前あれだけ盛り上がってたのが嘘のような惨状にtaQmaも気が狂ったように踊るしかありません。


r0017135
コチラは宝くじが全く当たる気がしない「記念樹」。
枯れ切って悲壮感さえ漂わせてます。


r0017120

もはや絶望的な気持ちになりながら駐車場まで歩いていると…




救世主を発見いたしました!

まさに「捨てる神あれば拾う神あり」。


r0017098r0017101
何か1体変なのが混じってますが七福神が唐突に現れました。

何故炎博に七福神?との疑問は湧きますがもはやすがるのは神のみ!という事で「神&ゴッドによる華麗なるフォト・セッション」を行ないましたのでその模様をご覧ください。



r0017060r0017063r0017065r00170711r0017070r0017077r0017078
いやー、さすがゴッド。
神相手にも一歩も引かずがっぷり四つの熱戦を繰りひろげてくれました。

でも神のアタマにジャワティー乗っけちゃいかんよtaQma。



七福神が見える覗き穴から周りを覗いていると…


r0017080
あれっ!?


r0017081
イヤーン!!


r0017082
ゴッドお着替え中でした(#^.^#)






さて、ここからは神の力を借りたためか俄然絶好調状態のtaQma。

chiroによる直島アート・リポートに触発され「体を張ったアート in 炎博」を体現してくれましたのでぜひご覧ください。


r0017105 r0017112r0017122r0017114r0017116r0017126r0017127r0017128r0017107r00171091
今まで見向きもしなかったオブジェ達がtaQmaの手にかかると新たな命が吹き込まれたようでなんとも魅力的に見えてきますね。



シメに磁器製の「有田いろはかるた」を見て帰路に。


r0017130r0017129
最後に絶句して帰りましたとさ…




大きな地図で見る


ついに配信開始。ARアプリ「セカイカメラ」は超ヤバイ!


このブログでも、この記事とかこの記事とかこの記事とか、ちょくちょく言及してきた、AR(拡張現実)技術ですが、ついに昨日、頓智.(トンチドット)が開発するiPhone 向けARアプリケーション「セカイカメラ」がリリースされ、AppStoreより配信が開始されました!
sekaicamera_logo

昨年開催されたイベント「Tech Crunch 50」で行われたデモが世界的に話題になっていて、「次はARの時代だ」と言う話を各方面から聞くようになりましたが、今のところそのARアプリケーションの大本命と言われているのがこの「セカイカメラ」で、技術はさることながら何と行っても日本企業が作っているというのがすばらしいのであります。

日本企業と言っても大企業ではなくたった数人か十数人(たぶんそのくらいだった)の小さな会社で技術力の高さがハンパねー会社なんです。シリコンバレーに負けるな島国日本!


で、早速昨日はうちの先輩がインストールしてやってましたが、リリース直後だったためかなかなかうまく動作せず、今日になってだいぶ安定してきたっぽかったので、私も早速インストールしてみました。


これが我が家のMacBookにあたくしがついさっき貼ったエアタグ「Mar Mac」。

sekaicamera

すげーー!


誰かいまうちの周りでセカイカメラのぞいたら、「Mar Mac」のエアタグが見えますよ。一応ブログで公開したから家の場所バレるといやなのでしばらくしたら消しますが。。



ARって?という人にちょっと説明すると、ARというのは、現実の世界に、iPhone のようなデバイスを通じてバーチャルな付加情報を表示するもので、拡張現実と呼ばれています。

セカイカメラは、iPhone に搭載されているGPSとカメラを使って、カメラに写った物体にエアタグという文字情報を付加することができ、誰かが付加した情報も表示することができるアプリケーションなのです。

何がすごいかというと、町を歩いてて自分の目で見てもそこは単なる風景ですが、そこにセカイカメラというフィルターを通すと、見知らぬ誰かがポストしたバーチャルな情報(エアタグ)が付加されて見えるため、その辺のビルとかに「○○会社本社」とか「この店のカレーはオススメ」とかあるいはたまには「この店の店員超かわいいコばっかり」などの有力な付加情報が表示されていて文字通り現実が拡張されるわけなんです。



まだよくわからん。何がすごいのかさっぱりという人はこちらの動画をどうぞ。iPhone持ってる人はおもしろいので是非インストールすることをオススメします。もちろんタダですので。ただ、iPhone OSを 3.1 にしてからじゃないとうまく動きませんのでご注意を。






直島 その2


昼食後、再びバスに乗り、本日メインの地中美術館に向かいます。バスの停留所から地中美術館までの道路脇には、モネの絵の題材となった植物が植えられていて気分を盛り上げてくれます。

img_45641 地中の庭

そしてついにたどり着きました。
img_4566 この美術館その名の通り地面の中に埋まっていて、周りの風景と完全に一体化しています。設計は安藤忠雄さんでクロード・モネ、ジェームス・タレル、ウォルター・デ・マリアの三者の作品が永久展示されています。普通の美術館と違うところはもちろん全ての建築が地に埋まっているという点もありますが、モネを中心として他の二人の作品も建築と調和(もしくは拮抗)するように制作されているという点です。建築家とアーティストが一体となって一つの作品(空間)を作り出す。そんな試みが行われています。

また地下に埋まっていながらも自然光がたくみに取り入れられた美しい展示スペースになっていて、通路の壁がちょっと斜めになっていたり、顔の高さに壁が切り取られていたりして、普通に歩くだけでも色々発見があって面白いですよ。そして全ての作品を見終わった後、併設されているカフェで再び瀬戸内海の自然と対峙した時、自然っていいなーって素直に思いました。この人工物(アート、建築)と自然の対比も直島の魅力の一つです。
img_4561 地中美術館を見学後、屋外に展示されている作品も見て回りました。
img_4570 img_4573 img_4576 img_4578 img_4579 img_45801 img_4581 img_4582 img_4583 こちらは大竹伸朗さんの作品「シップヤード・ワークス 船尾と穴」
img_4590 img_4591 これも作品 大竹伸朗「シップヤード・ワークス 切断された船首」
img_4592 片瀬和夫「茶のめ」
img_4595 ジョージ・リッキー「三枚の正方形」
img_4596 別の角度から。後で知ったのですがこの作品風が吹く事によって角度が変わるそうです。まさに屋外向けの作品ですね。
img_4585 こんな所にも作品が!
img_4589 ズームしてみるとこんな感じ
img_4586 この風景と関連させてんのかなーって思いました
img_4587 img_4588 img_4584 最後に地中美術館にも作品が展示されているウォルター・デ・マリアの作品

時間遅くて窓閉まってましたがいつもは開いてるみたいです。

今日はここまで。その3に続く・・・

直島 その1


大型連休を利用して瀬戸内海に浮かぶアートの島、直島に行ってきました。

img_4542 岡山の港からフェリーにて直島へ

img_4544 船内からの写真








20分程して直島に到着。

img_4646 img_4644 早速草間彌生の赤カボチャが出迎えてくれます。隣には豆のような形のイスが。かわいい。
img_4643






バスで案内所みたいなとこまで移動し、最初の目的地地中美術館のチケットを買うための整理券の列に並びます。この時11時頃だったんですが入れるのは2時になるとの事。
img_4563





待ち時間の間に近くのベネッセハウスミュージアムへ移動。
img_4548 入り口付近はこんな感じ。この日は天気にも恵まれました。
img_4549 img_4560 ベネッセハウスは宿泊施設と美術館が一体となった建築物で設計は安藤忠雄さん。館内には国内外の著名なアーティストの作品が展示されています。面白いのはアーティストが実際直島に足を運んでここに展示する為に作品を制作するという、サイトスペシフィックワークという手法がとられているという事。それ以外にもウォーホルやデイビッドホックニーなどの作品もありました。内容はもちろん最高です。

昼は館内のレストランで食事。

img_4550 目の前には杉本博司さんの写真と瀬戸内海、背後にはバスキアの絵が展示されているという最高のロケーションで親子丼を食らいます。

img_4554 img_4555 続く・・・

国宝 阿修羅展に行ってきました


興福寺創建1300年を記念して東京で開催され、相当な人気を博した「国宝 阿修羅展」が福岡は九州国立博物館に来ていたので行って来ました。


dsc_9105


通常なら「興福寺宝物展」みたいな感じでやる普通の仏像展であるところを、八部衆の中でもとりわけ人気の高い阿修羅立像を前面に押し出し、みうらじゅんや、アルフィーの高見沢をフィーチャーするなどの巧みなマーケティング戦略も功を奏してか、全国的なブームともなっているこの「阿修羅展」。


私も以前奈良に行ったときに興福寺で実物を見たことはあったのですが、なんせ昔のことですし、今回はガラスケースなしで360度見れますし、こんなに盛り上がってたらやっぱりミーハー魂がだまっちゃいられなくなりましたので、前日もYu-kiと夜中まで飲みながら「どうする?行く?」みたいに悩みましたが、行かないで後悔することはあっても行って後悔することはないだろうということで、行列覚悟でがんばって行くことにしたわけです。


遅くまで飲んでいたせいか、二人とも案の定寝坊して、着いたのは14時過ぎ。



駐車場はもう余裕の満車。


dsc_9052 dsc_9053


17時閉館で、3,4時間待ちは当たり前というほど人が多いというのに、14時過ぎでまだ駐車場からのお客さんがこの通り。

dsc_9055

こんな人多いのにほんとに閉館までに入れるのか心配になりつつも、見上げれば阿修羅。モチベーションはあがります。

dsc_9058


と、その前に、腹が減っては戦はできぬということで、急ぐべきところでしたが一応ラーメンを食べることに。

「九州ラーメン総選挙」というラーメン名店を選ぶ企画で見事第一位に輝いたらしきお店「暖暮」。

dsc_9059

でもよく見ると、総選挙で一位に輝いたのは、2002年。。。「どんだけ過去の栄光にすがっとるんじゃボケー!」と叫びたくもなりますが、とりあえず味を確かめるまで何も言いますまい。

dsc_9061

行列に並ぶこと約15分。ようやくありつけました。

dsc_9062 dsc_9063

で、お味のほうですが、結構フツーでした。。。残念ながら過去の栄光のようです。




さて、阿修羅を目指すミーハーなみなさま方の後をついて我々も参道を阿修羅めざして進みます。

dsc_9066


いやまぁしかし、とにかくどこを見ても阿修羅。阿修羅。阿修羅。



右を向いても、

dsc_9071

左を向いても、

dsc_9072

奥を見据えても、

dsc_9073

お父さんの背中を見ても、

dsc_9074

看板ももちろん、

dsc_9077

光るものまで、

dsc_9079

どんだけあおるんかい!っていうくらい、

dsc_9111

こんなに阿修羅ばかりあると、だんだんと見てる我々も、阿修羅化してきます。

dsc_9080 dsc_9085



とまぁそんなこんなでようやく九州国立博物館の前までやってきました。しかし予想通りの長蛇の列。

dsc_9081 dsc_9083

覚悟はしてましたが、実際に「160分待ち」という立て札を見るとうんざりします。

dsc_9082


よくも猛暑の中、こんなに並んでまでみたいものなのかと思わずにはいられません。だって興福寺に行ったっていつもガラガラなんですよ。みんなマーケティング戦略にはまりまくりですよまったく。

dsc_9086 dsc_9087 dsc_9089

数十分ならんだところでだいぶ飽きてきました。

dsc_9090

でも祈るしかありません。阿修羅のごとく。。。。「早く中に入れますように」

dsc_9091

ようやく中へ入れるかと思ったら、また今度は反対側で長い列。

dsc_9092 dsc_9095


阿修羅展だからか、みうらじゅんっぽい人もちらほら。

dsc_9094

やっと長い長い列が終わってもう中へ入れるかと思ったら、窓の前もきちんと長い列。

dsc_9096

ついに中に入った!もうすぐだ!と思わせ中もこんな感じ。ぐったりっす。

dsc_9098 dsc_9097



結局2時間以上並んだんでしょうか・・・ついに念願の入り口へ。「やっとアシュラに逢える」てか。

dsc_9101



いやー、中はもちろん撮影禁止でしたので写真はないですが、よかったです。予想以上に。


阿修羅の周りはすごい人だかりでなんだか宗教みたいな感じもしましたが、カッコよかったです阿修羅立像。後ろからも見れたし、やっぱライティングがいいからか興福寺で見るより全然かっこよく見えました。


ほかの八部衆もガラスなしで360度見れるし、四天王立像がスペース的な関係からか360度とはいかなかったですがそれでもド迫力。

ドでかい釈迦如来の仏頭もド迫力。



どうせなら日本史の教科書に出てくる有名な興福寺仏頭(銅造仏頭)も展示して欲しかったですがそれはさすがになかったです。


いやーミーハー魂に促されて来た甲斐がありました。思わず見入っちゃいました。




テンション上がったので、Yu-kiと二人で即席アシュラ。手が2本足りませんが。


dsc_9104 dsc_9109

ミーハーらしく、アシュラT-Shirtsもゲット。

dsc_9102


帰りに太宰府天満宮でもアシュラポーズ。

dsc_9118

一応菅原公に「もっとお勉強ができるようになりますように」とお参りをしてきました。


dsc_9112 dsc_9114


あたりはもう夕暮れ。

dsc_9119


シメはもちろん梅ヶ枝餅。

dsc_9121 dsc_9122 dsc_9124

まだ9月27日まであってるらしいので、並ぶのが平気な人は是非!(でもフィギュアはもうないよ)