春の桜ヶ丘公園にいる謎のおじちゃんの話。その彼は今夜、宮城県気仙沼市へと出発しました。
こんばんは。Marです。
こちら九州では、桜が満開 or 散ってる途中です。というわけで日曜日にみんなで花見しました。(私は用事で長くは居れませんでしたが)
場所は有田町の桜ヶ丘公園。有田はカミ有田、シモ有田に小学校がわかれているのですが、私が所属しているシモ有田の出身の同世代は、小学校時代春になると新入生歓迎遠足でここに来ていたので、とても馴染みのある公園なのです。通称「ロケット公園」とも呼ばれています。
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名前のとおりこの季節になると、桜がとても綺麗で、園内も広々としているため今回のような休日の花見となるとのびのびと過ごせてとても気持ちが良いところです。
さて、ここまでは普通の桜の名所というだけなのですが、ここの素晴らしいところは、たまに謎のおじちゃんが現れて花見客をさらに盛り上げてくれるところにあります。
今日はそんなオススメ花見スポットと、運がよければ会えるオススメのお花見おじちゃんのご紹介をしたいと思います。
ここが桜ヶ丘公園の入り口です。
だいぶ散っていましたのでこの程度ですが、満開時はもっと綺麗です。この桜のトンネルを通っていくと広場の入口に到着します。
この広場でこんな感じでのどかに花見が執り行なわれました。
盛り上がって一段落し、ほどよい中だるみ感が出た頃、運がよければその謎のおじちゃんは登場します。
「だいぶ退屈してきたようだな・・・」とでも言わんばかりに微笑をうかべながら。
おじちゃんは元気の良さそうな人を数人選んで声をかけ、隣にある人工芝スキー場へと案内してくれました。
そして、まるでパターショット前にグリーンの芝の目を読むように、まずは自分で今日の人工芝を滑り具合を入念に確認します。
そして「すべらんなー」と一人首をかしげながら、ホースを手に、滑りがよくなるよう水をまきはじめました。
上段だけでなく中段より下にも手抜きせずまいてくれます。
「水まき名人」という称号をあげたいくらい。
おかげで花見客は普段滑りにくい人工芝を、あたかも氷の上を滑るかのごとく高速で滑降していくことができます。
カーリングのスウィーピングのような高等技術も持ちあわせていらっしゃるようで、滑降者が滑っている途中でも「滑りが甘い」と判断した場合には、ただちに必要なポイントに水をまいてくれます。
おかげで花見客は桜なんて忘れるほど人工芝スキーを堪能することができるのです。
さて、人工芝スキーにもだいぶ飽きてきたら、今度はバドミントンへと誘導されます。
バドミントンでも十分に花見客を楽しませてくれます。
これも花見客への最低限のマナーなのか、敬意の表れなのか、決して手をゆるめることない全力プレーをモットーとしていらっしゃいます。(これは珍しくスカしたところ)
ご飯も食べたし、スポーツをして体を動かしたし、みんなだいぶ疲れてきました。
会話のテンポもゆっくりなり、そろそろこの辺で再度この場に活気を与える何かが欲しいなと皆が思っていた頃でした。
どこからともなくシャボン玉が。ふわりふわり。
ふわりふわり。
周囲で花見をしているどこかの子供たちがやっているのかな。。。
あどけない顔をした子供たちが楽しそうにシャボン玉を飛ばして遊んでいる心温まる風景を想像しながら振り返るその刹那。
あれ?
おじちゃん?
そこには、桜をバックに熱心にシャボン玉を放射する、ベテラン演出家の姿が。
運がよければ会えるかもしれない、こんなおじちゃんが出没する桜の綺麗な公園です。
さて、こんなおじちゃんこと、harishiですが、ここからは真面目な話なのですが、実は先ほど被災地の宮城県気仙沼市へと出発しました。
県のとある団体のボランティア活動の一員として行くことになり、活動拠点と期間はあらかじめ決まっているとのことですが、大きな余震などもあっていますし、友達としてはとにかく役目を果たして無事に帰って来て欲しいと思います。
(見送りにいってたShinjiが撮った、出発前に仏壇に手を合わせるharishi)
その腕で少しでも被災者の方の助けになることができるharishi、しかもそれを実行する、すごいですよ。くれぐれも気をつけて行ってらっしゃい!
わたくしも自分ができることをやらねば。と思います。
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引き続きこちらもよろしくお願いします。
Justgiving
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