ビーチボーイズ meets 1Q84?
だんだん寒くなってきましたね。
こんな季節にはちょっと暖かくなるようなスウィートな音楽が恋しくなりますよね?
そんなあなたにオススメの一枚を紹介したいと思います。
個人的には今年聴いた全てのアルバムの中でも5本の指に入るほど気にいっております。
GIRLS / Album
グループ名が「ガールズ」でタイトルが「アルバム」です。
ふざけてるのか天然なのかよくわかりませんが内容は保障しますから!
ちなみにヴィジュアルもちょっとイナタイ感じです…
前方に居るなんとも微妙な男子二人がメンバーです。
まあ軽く引くと思うんですがメンバーの一人、クリストファー・オウエンス(金髪ロン毛の方ですね)の出自がとんでもなくてドン引きすると思うんでまあヴィジュアルのキモさはこの際勘弁してやって下さい。
さて、嘘みたいな話ですが彼は両親が信仰していたセックスを通じて布教を行うカルト教団の中で育ち、十代後半で教団を抜け出し富豪に救われ音楽と出会い、デビューに至るという筋金入りのヒッピーなのです。
(ちなみにこの教団には俳優の故・リバー・フェニックスも少年時代所属していたそう。)
いやー、もう完全に村上春樹の「1Q84」の世界を地で行ってるじゃないですか(#^.^#)
小説家と音楽家という違いこそあれど「1Q84」の「ふかえり」まんまの少年時代ですね…
こんな時代にこんな経歴を持つアーティストが存在するなんてある意味奇跡ですよ。
しかもアジア圏でも布教活動を行ってたらしく日本にも何年か住んでたみたいです。
まあ経歴だけ見たら普通に引きますよね。
ワタクシも曲を聴く前にこの経歴聞いてたら多分スルーしてたでしょうね。
どんなトンデモ音楽が出てくるのか怖くて聴けませんもん…
麻原の「しょーこー♪、しょーこー♪」とか想像したはずです(笑)
さあ散々引かせてきましたが御安心下さい。
彼らガールズのデビュー・アルバムはホント最高のレコードですから。
まるで60年代にタイム・スリップしたかのような完璧なメロディと、甘いヴォーカル。
シューゲイズなギターを配したローファイなプロダクション。
英米のメディアでも散々触れられてますがやはり誰もがブライアン・ウィルソン在籍時の全盛期のビーチボーイズを思い浮かべるでしょう。
ワタクシもここ何週間かこのアルバムばっか聴いてしまっていますが、あまりに気持ちよくて気づけばずっとまどろんでしまう怖れがあるので、そこだけはご注意下さい。
何曲か動画貼っとくんで興味ある方はどうぞ。
ま、PVもなかなかキモい出来なんですがね(*^_^*)
刀みたいな物が出てくるし・・
今の季節ドライブしながら聴くと気持ち良さそうだね。
まぁー車は持ってないんだけどね・・
なんとなく分かります(笑)
「ロスト・イン・トランスレーション」でソフィア・コッポラがDeath in Vegasをサントラに使ったけどGirlsも自分の映画に今後使いそう…
「HELLHOLE RATRACE」なんてまんま「ヴァージン・スーサイズ」の世界やもんね(*^_^*)
hirono>ドライブにもバッチリですよ(^-^)
まあキモいと思う人もいると思うんでTPOに注意しましょう!