DELL Inspiron 14 HDDからSSD交換方法!メモリ増設も。
以前、わたくしが書いた iMacのハードディスクをSSDに交換した記事が非常に好評だったので、今回はWindowsマシンの DELL Inspiron 14 を分解して(分解とか修理というレベルじゃないですが)、内蔵HDDをSSDに交換する手順を備忘録も兼ねてご紹介します。
デル Inspiron 14 3000 を例にした手順ですが、Inspiron 14 5000 とか、Inspiron 15 3000 とか、Inspiron 15 5000 とかのシリーズでの、ハードディスクからSSDへの換装しなおしもほぼ変わらないと思いますので参考にしてください。
ちなみに今回の端末(デル Inspiron 14 3000)はメモリ4GBでした。欲を言うと8GBメモリに増設・交換をしたいですが、それは次回に回すとして、一応このエントリーをご覧いただいた方の中でメモリーも交換したい方のために簡単に外し方と付け直す手順だけは書こうと思います。
まず、DELL Inspiron 14 3000 を裏返しにして、下の写真にあるようにバッテリーとは反対側にあるほうのネジの一つを精密ドライバーを使って外し、ネジが外れたら下に両側からスライドさせたら蓋が外れます。
スライドさせる時は、思ったより力を入れてやったほうがいいです。なかなか動きませんから。
そうすると、ハードディスクとメモリがあらわになりました。下の写真の緑の部分にあるネジを取りましょう。
では、交換対象のHDDを外します。ハードディスクの上に黒いベロがあるので、それをつまんで左にスライドするように引っ張ります。結構ギュッといっちゃってOKです。
こういう感じでハードディスクの先の端子が見えたらOKですね。
今のところ外したネジは4つです。HDDの両脇の2箇所が同じサイズ。ハードディスクの先っぽが一番小さいサイズ、ケースの上のが中くらいのサイズです。今回の作業で外すネジはこの4つだけです。無くさないようにしましょう。
さぁ、そのままハードディスク上の黒いベロを持ってうまく持ち上げると綺麗に外れました。
お次は、メモリです。前述した通り、今回は実際には増設しませんが、一応交換したい人もいるでしょうから、書いておきますね。
メモリは、下の写真の丸のところにひっかけがあるので、両側に指で開いてあげてください。
そうすると、メモリがこのように立ち上がります。立ち上がったらそのまま簡単に引き抜けます。
装着する場合は、引き抜いた時と同じように斜めに立ち上がった状態で構わないので、スロットにぐっと差し込んで、あとは指でゆっくり倒してやると、カチッといって固定できます。これで終わりです。
Inspiron 14 のメモリの規格は、DDR3L-1600 です。
個人的には、いま4GBメモリの方が8GBに増やすなら、このトランセンドのノートPC用 8GBメモリ(DDR3L-1600 PC3L-12800) あたりがお手頃で信頼性もあるのでいい感じなのではと思います。(一応、購入時は自己責任でおねがいしますね)
さて、いよいよ今回の主役のSSDの出番です。今回出荷時に換装されているHDDと交換するSSDはこれ。
めちゃくちゃ速い Samsung SSD 850 EVO 250GB です!
一世代前の Samsung 840 EVO もかなりの名作でしたが、今回の 850 EVO は、3D V-NAND という新しいテクノロジーが使われています。
詳しく言うといろいろあるのですが、実際にPCのHDDをこれに変えた時に使い手にどういう影響があるかという点だけで言うと、前世代の840 EVO と 850 EVO を比較して、速度の面でいうと実はものすごい差はないのですが(それでも850のほうが速い模様)、耐久性が大きく上がっているというのと書き込み時の消費電力が少ない(つまりノートPCのバッテリーの持ちに好影響)が挙げられます。
値段も840 EVO と 850 EVO はそこまで変わらないので、わたくしは850 EVO をおすすめします。大事なデータが入る部品ですので耐久性はあったほうがいいですしね。ちなみに、5年保証も付いてます!
850 EVO にもいろいろ種類があるのですが、この Samsung SSD 850 EVO ベーシックキット というので十分でしょう。
薄さはわずか 7mm なのでかなりスマート。(余談ですが、SSDを交換するときは厚みは一応見て買ったほうがいいですよ。もともとのが薄くて、買ったSSDが厚くて入らないとかもたまにありますので)
ちなみに、もともと付いていたハードディスク(500GB)と薄さを比べたところ、Samsung SSD 850 EVO のほうが薄かったです。(HDDのほうは背面の黒いシートと金具込の厚みではありますが、それらを外しても SSD 850 EVO のほうが薄いようです。
交換対象のHDDとSSDを綺麗に2つ並べるとこんな感じ。
で、ハードディスクのほうに付いていた黒いシートと金具を外します。糊付けされているのでじわっと外してください。
HDDから外された黒いシートと金具を今度は、SSDのほうに貼り付けます。
そして、Inspiron 14 本体のほうに換装します。外した時と逆向きにスライドさせながら差し込めばOK。
ハードディスクを外すときはネジは3箇所外しましたが、1つは固定できるのですが、残りの2つはSSDが薄すぎて浮いてしまい、固定できず。
でも大丈夫でした。この2つが特にネジで固定されていなくても、端子部分と、先っぽの一つのネジで問題なく固定されています。
これで、無事高速のSSDに交換できたので、あとは蓋を閉じて、ネジ留めしたら作業終了です!
で、OSインストール後、起動してみたら、劇的に速くなっていました。OSの起動からアプリの起動までいちいち速い!!
もともとのハードディスクは、回転数5400rpmのHDDでしたから、それをこの高速SSDに変えるだけで劇的にPCがバージョンアップしましたね。
Inspiron 14 や 15 は比較的リーズナブルな価格設定ですが、こうやって自分でHDDをSSDに換装しなおすことによってコスパもさらによくなりますよ。おすすめです。
そういえば、言い忘れていましたが、SSDに交換する前に、PCに最初から入っている Dell Backup and Recovery というツールで念のためリカバリーメディアを作っておいてくださいね。
というわけでこのへんで今日は終わります。また気が向いたら記事書きます。
不安だったので助かりました!
http://google.com
おおよそ分かっていても不安があるもので・・
ほんと おおよそは分かって居ますが、細かいことまで分かってよかったです。
ただ、ネジ留めについて気になることが一点。
交換したSSDは、後継の「860 EVO」ですが、ちゃんとネジ留めできました。
薄さは関係なさそうです。
ネジ穴との位置が合っているか、ネジ留めの際に密着させているか確認してみてください。
呆れるほど不親切、いざというときの確認ができて良かった。
SSDを固定するねじ留めは3か所とも失敗しましたが端子にしっかりハマってるので大丈夫だろうと楽観。結果は大正解、猛烈に早くなりました、ありがとうございました。
心無いコメントを寄せる人は無視して今後もこのような記事をお願いします。