ごぶさたです。最近なにかとバタバタしているryuです。
今回の映画紹介は監督に注目してみたいと思います。
まずは たみおのしあわせ を紹介します。
【ストーリー】神埼民男は、とある町で父・伸男と2人暮らし。女性とのつきあいが苦手な民男が、伸男の上司の紹介で見合いをすることに…。相手は、容姿端麗で聡明な瞳。瞳はオクテな民男を巧みにリードし、伸男と話しを合わせるのもうまい。そんな彼女からプロポーズの言葉を先に切り出される。お見合いから結婚までの道のりを右往左往しながら進むウェディング狂騒曲は、プチに哲学、なのにユーモラスな大人の物語。
この作品は『時効警察』の熊本さんでおなじみの岩本了が監督してて、主演はオダギリジョー!麻生久美子!!ときたら、だれでも時効警察的な脱力ギャグでまったりした系ラブストーリーをイメージしますよね!
でも実際は・・・・・・・・・。
いや好きなタイプの映画ではあるんですよ!
出てくる役者はみんな演技うまくて安心して見られるし、前半の 父(原田芳雄)子(オダギリジョー)の日常がしっかり描かれていてよかったし。
でも、なんか途中から・・・おじさんが出てきたあたりから・・・なんか雲行きが怪しくなっていって、どんどん話は進んで行くけど、なんかちょっとむずがゆいというか気持ち悪いというか・・・
大丈夫かなぁとか思っていたところに結婚式当日になって、賛否両論(ほとんど否)まきおこっているエンディングに向かっていくわけですが・・・。
正直 私はエンディングにはえぇぇぇぇってなりました。
ラストは有名映画 2作品のパロディをやりたかっただけか?って感じの???なラストです。
このラストを理解できる人はどのくらいいるんだろうか?
俳優としても一筋縄ではいかない岩松了、映画もかなり厄介ですよ。
点数つけるとしたら55点 普通の方にはオススメできません。
で、この映画をみてて映画界にひとつ言いたい事を思い出しました。よく映画にカメオ出演で有名人がチョイ役で出てますよねぇ俳優にかぎらずスポーツ選手とかタレントとか・・・私はあれが大嫌いです。せっかく映画の物語の中にドップリ入り込んで見ている時に急に有名人がチョイ役で出てこられたら、一瞬にして現実に引き戻されるというか、一気にさめます。あれはぜひやめてほしいです!コメディとかなら別にいいんですけどね。
二本目は 歩いても 歩いても を紹介したと思います
【ストーリー】夏の終わりに、横山良多は妻と息子を連れて実家を訪れた。開業医だった父とそりのあわない良多は失業中のこともあり、ひさびさの帰郷も気が重い。 明るい姉の一家も来て、横山家には久しぶりに笑い声が響く。 得意料理をつぎつぎにこしらえる母と、相変わらず家長としての威厳にこだわる父。ありふれた家族の風景だが、今日は15年前に亡くなった横山家の長男の命日だった…。
いいですねぇ。これはいい日本映画です。
レミオロメン的な無駄にエモーショナルに歌い上げるような映画が好きな人はオススメしませんが、私は好きですね。
この映画の監督は是枝裕和(これえだ ひろかず)なんですけど、結構好きな監督です。
カンヌで最優秀男優賞をとった「誰も知らない」(この映画はあんまり好きじゃない)が有名ですが、私は1999年公開の「ワンダフルライフ」がすごい好きです!
私の好きな日本映画TOP10には1999年以来ずっとランクインしております。これもGReeeeN的な方にはオススメしません。
「歩いても 歩いても」は見る人それぞれ違ったように感じるんじゃないでしょうかね。点数的には80点以上の点をあげてもいいですね。
なにもする事がない日曜の昼下がりあたりに一人でまったりとみたらいいんじゃないかと思います。
最後に期待の新人監督を紹介したいと思います。
デビュー作で同性愛というテーマを扱って業界にインパクトを与えたかどうかは知りませんが、3月8日発売のビデオ ザ ワールドにもインタビューが載ってるらしくて、今度Vシネを撮るらしい新人監督です
http://shayman.tamaliver.jp/e48815.html
みんなでこっそり応援してあげましょう!!!
P.S. かずよし君あなたに連絡をとりたいんですけど、携帯がつながりません。これをみたら至急連絡下さい。
個人的には今回の記事はいままでのYYCブログの中でNo.1におもろかったです。ぜひ定期的にこのシリーズやってもらいたい。なんなら「映画評論」みたいなカテゴリー作りましょうか?
岩松了はいいよね。今回の「たみおのしあわせ」はそこまでだったみたいやけど。役者の岩松さんみてたらこの人が映画監督できるってどうも信じられません。。まだ監督作品みたことない。
最後の新人監督にも期待してます。Vシネからどんどんのぼり詰めてほしいです。てか、シェー写真館、この企画、おしゃれですね。どうせ毎年膨大な写真をとるならこういった一貫性のあるテーマを一つ設けてみたいと思いました。
コブクロ的な自己陶酔好きな方にはおすすめしませんが面白く拝見しました。
日常のなかにあるちょっとした狂気のほうがホラー映画なんかよりよっぽど怖いと思い知らされます。
嫁と姑のシーンや終盤の台所での親子の談笑シーンはちょっとゾッとしてしまいました。
でも観終わると心地良い読後感みたいなものを残す不思議な映画です。
Ryuの思惑通り、日曜の昼下がりに一人で鑑賞したYu-kiでした。
またオススメ作品貸してちょ。
さすが、真打。
評論やコメント見てたらものすごく観たくなったんで貸してください!