Google Wave を使ってみた
今年5月のGoogle I/O 2009 で発表された、Googleの新しいWebコミュニケーションプラットフォーム、Google Wave。
Webコラボレーションツールとかとも言われてますね。
これが発表されたとき、Web上では「Google Wave はどういうものなのかよくわからない、でもとにかくすごいものが発表された」という話題でもちきりでした。
よくわからないという点に関して言うと、実際にこの基調講演を聞いた人ですらその講演の途中まではそのすごさを理解できていなかった人も多いようです。
「とにかく使ってみたらそのすごさは実感できる」ということばかりが書いてあったので、すぐに使ってみたかったのですが、Gmailのときと同様、アカウント登録は招待状待ちということで、一応招待状送信のオファーだけして待ちに待っていました。
しかし、一向に来ず、半年ほど経ちました。
Gmailのときは友人がGmailユーザーになってて比較的早く招待状をもらえましたが、このGoogle Wave に関しては周りにもアカウントを持っている人が一人もいなかったので、本家Googleからの招待状を待つしかない状態でした。
が、調べてみると、開発者向けにちょっとした裏技を使ってGoogle Wave の招待状が優先的に送られてくるとの情報を手に入れたので、試しにやってみたらその3日後来ました招待状!
で、ついに使ってみました!これが実際のあたくしのWave中の画面。
使ってみた感想ですが、もうこれは今までの常識を打ち破るすごいツールでした。
なんと言ってもそのリアルタイム性。
チャットをしたことある人ならわかると思いますが、チャットは相手が書いている間に「入力中」とかは一応出ますよね。
で、相手が一文書き終わって送信したら、こっちの画面にその一文が表示されると思います。
でもGoogle Wave は1文字1文字、リアルタイムで表示されるのです。
しかも、複数人同時にリアルタイムで会話を編集できます。これがすごい。
これまでもGoogle Docs の共有機能で同じような共同編集機能は提供されていましたが、リアルタイム度合いがハンパじゃない。
先ほども言ったように、1文字1文字相手が入力してるのがこっちで見えるのですが、それが複数人同時に編集したときも誰がどの文字を今編集しているというのがそのまま見えます。
Wikiをもっとリアルタイムにした感じです。これはもう一緒に仕事する人が近くにいようが遠くにいようがほんとによくなるんじゃねーて感じでした。
それと特筆すべきは「プレイバック機能」というやつ。
例えば二人で会話したり、何かについて書類をまとめて(共同編集)いたりした場合、途中から三人目の共同編集者を追加したとき、その三人目の人はプレイバック機能というのを使って、今の状態になるまでどのような経緯をたどったかという履歴を最初に戻って再生して見直すことができるのです。
あとはガジェット機能ってのもすばらしいです。
会話の中に、Google Maps とかが埋め込めます。
例えば「今度ココに行ってみたいよねー」とか言いながら、その埋め込んだGoogle Maps を動かすと、会話の相手の画面に表示されたGoogle Maps の地図も同じように動かされるとか。
すげー!って感じですよもう。
って長々と書いても実際すごさがよくわからないと思います。
前述した通り、実際に使ってみたらすぐにそのすさまじさがわかるような今までにない特殊なものなんですこれ。
というわけで、誰かに送れる招待状は最初8人分しかもらえてなくて、もうあと残り少ないので、私の知り合いでこのブログみた人先着1名に招待状送りますんで、興味のあるGmail ユーザーは、mar@yycrew.net までメールいただければと思います。
Gmail の初期の頃と同様、今なら結構レアですよ。